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Mac mini にswitch

Mac写真

PCのディスプレイ、マウス、キーボードをそのまま利用できるMac miniが入手できるようになりました。



Mac OS X 小物ソフト (3/13/2005作成)
Mac miniにLinuxを入れる人 (3/13/2005作成)
USB Bluetoothアダプタ (3/6/2005作成)
Mac OS X ブートオプション (3/6/2005作成)
基本ソフト (3/6/2005作成)
親指シフトキーボード、コンパクトUSBスピーカー (3/6/2005作成)
音質の悪いiTunes mp3 (3/6/2005作成)
見やすい画面、bsd unixなMac OS X (3/6/2005作成)


Mac OS X 小物ソフト (3/13/2005作成)

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Mac OS X 10.3 PantherにiLife5がプリインストールされたMac miniは、標準のソフトでも大抵の用が足りるようになっています。
追加で入れた小物ソフトはわずかです。
電子辞書ビューアコトノコ、メニューバーに今日の日付、デスクトップにカレンダーを表示するDesktopCalendar_SB、iTunesで現在再生中の曲名をメニューバーに乗る小さなサイズで表示するiTunes Track、HDDの故障兆候をSMARTで監視するSMARTReporter、アラームタイマーSimpleAlarmX、2ちゃんねる専用ビューアPu、DVDリッピングソフト0SExHandBrake、mpeg4エンコーダ OpenShiiva
Finkで入るおなじみのツールは割愛し、Aqua上のソフトというと、こんなところでしょうか。
Mac OS X ソフトウェアサーチで適当に探しています。新しもの好きのダウンロ~ドあたりも眺めますけれどそちらは少しノイズが多い感じもします。

圧縮解凍、ディスクイメージ作成とマウント、デジカメ画像管理ソフト、mp3ソフト、PDF環境、unix環境といったWindows辺りでは別途ソフトの導入が必要になる部分がそっくり標準で使えるのは便利なものです。

bash上の方が楽に操作できる作業にも柔軟に対応でき、GNUの資産をたいてい利用できるのはありがたい点です。(何をやるにしてもなんとかなる)という安心感につながっています。Mac OS 9までの閉塞感や、Virtual PC必須という感じはありません。なかなか良い感じです。


Mac miniにLinuxを入れる人 (3/13/2005作成)

Debian ウィークリーニュース - 2005 年 02 月 09 日で紹介されていました。
Installing Debian GNU/Linux on the Mac Miniというサイトでは、DebianをMac miniに入れています。
用意する物はわずかで、
だそうです。
この手順通りにインストールすればDebian SargeとMac OS Xのデュアルブートも設定できるようです。

日経Linux4月号が発売になりました。Mac miniにLinuxをインスールする記事があります。Yellow Dog LinuxとVine Linuxをインストールしています。Yellow Dog Linuxはインストールが容易で、Vineの方はブートの設定に一手間かかるようです。
サウンドはどちらもサポートできていないそうです。ただし、Yellow Dog Linuxの次バージョンでMac mini対応が表明されているとのことです。
Yellow Dog Linuxのサイトを見ると、
YDL v4.0.1 Features ...
 ... with new support for:
Mac mini (sans on-board audio, modem).
となっています。これは期待が持てそうです。

エイチエムエックス 【ITM】 Mac miniに対するPCユーザーの接し方あれこれ でも、内蔵サウンドはあきらめて、外付けUSB-Audioを利用しています。(凄いサイトだ…)

日経Linux4月号の記事では、PostgreSQLのデフォルト設定で、Mac OS XとLinuxのそれぞれで主にファイルシステムのパフォーマンスを見るための速度比較をしたところ、HFS+のMac OS X 10.3.8 Pantherより、ext3のLinuxの方が良い数値を出したということです。
なかなかそそられる話ですけれど、Linuxを使うのなら、PowerPCのマイナーな環境より、IntelやAMDの石を積んだPC上の方が選択肢も多くて良いように思います。ネタとしてはとても楽しいです。


USB Bluetoothアダプタ (3/6/2005作成)

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Bluetooth機能を内蔵していないMac miniを買ったので、手許のWindows用USB BluetoothアダプタPLANEX GW-BH03Uを試してみました。
A5504Tと繋げてデジカメデータを受け取ったり電話帳を受け取ったりできました。
iPAQ rx3715と繋げてファイルのやりとりができました。
GW-BH03Uは挿すだけで認識して使えました。BTOでBluetooth内蔵全部入りにするか迷ったのですけれど、メモリ512MBに変更だけのシンプルな構成にして正解でした。


Mac OS X ブートオプション (3/6/2005作成)

金曜日に停電がありました。電源を入れっぱなしにしていたMac miniですけれど、結果は、問題ありませんでした。

ディスクエラー等があるかとブートメッセージを見ながら起動することにします。
Mac mini起動時にキー押下で色々なモードで起動できるようです。代表的なブートキーは、
電源入時押下キー機能
[Option]起動ディスク選択
[Shift]セーフモードで起動
[Cmd]+Vブートメッセージをコンソール表示して起動
[Cmd]+Sシングルユーザーモードで起動
CCD(DVD)ドライブから起動
D内蔵HDから起動
Nネットワークブート
XMac OS X起動(Mac OS 9とMac OS Xがインストールされた環境で)
T外付ハードディスクとして扱えるFireWireターゲットモードで起動
[Option]+[Cmd]+O+FOpen Firmware起動(PC ATでいうBIOSみたいな)
[Option]+[Cmd]+P+RPRAMクリア(PC ATでいうCMOSクリア)
マウスボタン押下CD(DVD)排出

いつもブートメッセージを表示したい場合、ターミナルでnvramコマンドを使えばOpen Fimwareの設定を変えられるようです。
$ sudo nvram boot-args="-v"
これで、電源ONの後のリンゴマークを延々見ずにすみます。
$ nvram -p
で設定値は確認できます。
Mac mini のMac OS X 10.3 の標準はジャーナリングブァイルシステムHFS+です、素晴らしい。どうもMac OS X 10.2まではジャーナリング機能がなかったようです、恐ろしい。

HFS+ですが、大文字小文字の違いしかないファイルを同じディレクトリに作れない仕様のようです。大文字小文字は区別して保存されますけれど、例えば「NOVEL」というディレクトリを作ってcd novelでもcd NOVELでもカレントディレクトリ移動できます。pwdでは区別して表示されます。大文字小文字が違うとbashのタブ補完が効きません。
honamin:~/documents ayati$ mkdir norikae
honamin:~/documents ayati$ mkdir nonnonba
honamin:~/documents ayati$ mkdir NOVEL
honamin:~/documents ayati$ ls -aF
./                      0503a1024.jpg           jeditxlsnc.txt
../                     Local Folders.zip       nonnonba/
.DS_Store               NOVEL/                  norikae/
.localized              Thunderbird.zip

honamin:~/documents ayati$ cd novel
honamin:~/documents/novel ayati$ pwd
/Users/ayati/documents/novel

honamin:~/documents/novel ayati$ cd ..
honamin:~/documents ayati$ cd NOVEL

honamin:~/documents/NOVEL ayati$ pwd
/Users/ayati/documents/NOVEL

honamin:~/documents/NOVEL ayati$ cd ..
honamin:~/documents ayati$ cd no[ここでTABキー押下}
nonnonba  norikae   
という感じに、かなり気持ち悪い仕様です。


基本ソフト (3/6/2005作成)

Mac miniを大いに気に入って、メインマシンとして設定していきます。

何はともあれ、まずは日本語エディタ、標準のテキストエディットではHTMLを普通にテキストで開けなかったり、新規ファイルを書式付きにしたがったりと余計なお世話なので、Jedit Xを速攻でレジストしました。土曜にレジストして、昨夜レジストキーの連絡が届きました。
Macなひとに教えて頂き、フリーソフトのmiも試しています。なかなか良い感じです。Jedit Xをレジストする前にこちらを検討した方が良さそうです。

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実はテキストエディタより先に、まずFinkを入れてX11を入れてapt-get installで色々入れ始めました。mcやgeditなど。ディストリビューションの流儀に慣れてしまっていて、一通りの常用ソフトはそんな風にコマンド一発で、ネットワーク経由でダウンロードとインストールと設定ができてしまうのが当たり前のように思ってしまっていました。
ところが、apt lineを追加しようにも、どうにもリポジトリが充実していません。MacにはDebianからSwitchしてきたので、まるでMS Windowsの世界に戻ってしまったような不自由感があります。 アップルのサイトでは「現在お使いのWindows PCからMacにアップグレードして」とうたわれていますけれど、PCをMS Windowsで使っているとは限らないものです。
反面日本語環境の充実はいかなるLinuxディストリビューションもかなわない完成度です。GUIでいとも簡単にMS Windowsの共有フォルダを完璧な日本語対応で扱えます。看板に偽りありのターボリナックスや、Vine3.1とは大違いの高い完成度です。ことえりはSoralis10のATOKの足下にも及びませんけれど、親指シフトキーボードを快適に使えるというのはぼくにとってすばらしい贅沢です。


Mac写真 ともあれ、Mac = Windows風に、Webで探して個々にダウンロードして、それぞれ解凍して一々インストールの操作をしていくことにします。統一的なインストール状態の管理や検索と自動アップデートなどはあきらめます。
Mac OS Xのオンラインソフト探しにはOSX Freewaresが分かりやすく分類されていて、日本語で、一覧性も良く重宝します。
まず、メールクライアントはThunderbird。Mac OS X標準の「Mail」も迷惑メールフィルタが実装されていて過不足ない機能で、mbox形式なのでデータ移行も楽そうで、悪くないですけれど、メッセージフィルタの動作でPOPサーバーからの削除設定まで出来、操作感に慣れつつあったThunderbirdにしました。
ブラウザはsafariも良いですけれど、せっかく「Firefox 1.0 Tシャツ」まで買ったのでFirefox1.0です。
標準のブラウザ設定はsafariの中で、標準のメーラー設定はMailの中で済ませるようになっているようです。
FTPクライアントは最初ターミナルで普通にftpコマンドを打っていましたけれど、GUIなフリーソフトRBrowserLiteをインストールしました。

動画再生はMPlayerVLCです。ふと、ソフトの選択がLinux Zaurusと同じようだと思ってしまいました。
ONScripter for Mac OS Xではにはにの音声がノイズになるのは残念です。代わりにくろこげを入れて永らく放置状態だったAirをプレイし始めました。
3Dアクションゲームtuxracerの処理速度は違和感のないものです。ぼくにとっては、十分に処理が速いです。
ぼくが注文したMac miniはメモリ512MB HDD 80GBの構成です。Celeron2GHzのPCと比べて、特に遅いとは感じません。十分です。特に速くも感じませんけれど。
Photoshopか何かで重いデータをいじる人ではないので512MBでメモリは余り気味です。HDDが2.5インチなのが最大の不安材料でしたけれど、今のところ不満なく使えています。Seagate製でした。カコカコ煩い東芝製でなくて良かったです。
びよんびよんドックは右端に配置します。

Mac miniを買おうかと迷っているPCユーザーには自信を持って「Macにアップグレード」をお薦めできると思います。メモリは512MBあれば十分です。

ただ、ニコラ派でなくJIS配列キーボード派の場合はUSB JIS Keyboard LayoutPSJ.keylayoutといったキーボードレイアウトファイルを入れる必要があるそうです。英語キーボードの配列は自動認識通りなので、JIS配列の人だけ(大多数かもしれません)の話です。


親指シフトキーボード、コンパクトUSBスピーカー (3/6/2005作成)

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Mac miniには手持ちのキーボードをつなげました。コンパクトなFKB8579-661USB親指シフトキーボードてす。 OyayubiDriverをインストールするだけです。このドライバは、ついでに半角全角をタブに、CAPSをCTRLにしてくれるのがぼくの好み通りで最高です。別のツールで入れ替えしなくても済みます。

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USBスピーカーSONY SRS-T10PCも挿すだけで認識され、システム環境設定のサウンド出力の選択肢に現れます。Mac miniに合ったサイズなのがとても良い感じです。まるで最初からMac miniのために誂えたようにぴったりで、おすすめできます。
愛用のMX310(LogitechのUSBマウス)も問題ありません。ホイールを遅めに、カーソル移動は速めに設定変更しました。Macのプルダウンメニューは常に画面の一番上なのでカーソル移動量が多くなるためです。
愛用のiFP-899(iREVERのMP3 Player)も挿すだけでマウントしました。
hp iPAQ rx3715との接続も成功しています。


音質の悪いiTunes mp3 (3/6/2005作成)

iTunesでとりあえずCD60枚ほどmp3取り込み作業してみました。音質悪っ!
mp3エンコーディングのビットレート設定を128kbpsから160kbps、192kbpsと変えて試しても耳につくイヤな感じは残り、長時間聴くのには堪え難いです。
以前Windows PC上のmp3はFraunhofer IISのコーデックでエンコードしていて、それなりに音質に不満はなかったので、iTunesでエンコードしたmp3の音の悪さはカルチャーショックでした。Linuxに移行してからはOggVorbisだったのでなおのことです。iTunes AACで読み込みだとそんなにひどいことはありませんけれど、OggVorbisほど良くもないです。
先達の友人に色々教えてもらい、結局iTunes-LAME Encoder 2.0.8をインストールしました。肝心のLAMEはlame-20050226.tar.bz2を、
./configure
make
sudo make install
しました。このために開発環境(XcodeTools)をインストールしました。

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LAMEで192kbps程度(vbr)ならもともとのiTunes mp3のように聴いていて頭がキンキンしてくるようなイヤな音にはなりません。ファイルサイズはOggVorbis128kbpsの1.5倍強程度になります。
結局、LAME 160kbpsで再エンコードし直すことにしました。手持ちのCDを全部読み込むと、内蔵HDが40GBのモデルでは足りなくなるところでした。80GBのモデルにしておいて良かったです。


見やすい画面、bsd unix上にAquaなMac OS X (3/6/2005作成)

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出荷日の翌日、福山通運の不在票が残っていました。帰宅後、電話で寮の管理人に預けるよう連絡しても、アップルストアからの強い指示で本人でないと渡せないとのこと。ようやく翌日夜時間指定で受け取れました。面倒くさい。
早速設定を始めます。Mac OS Xは初めてです。全然知りません。なにしろ、Mac OS Xの「X」はてっきりX window systemのXだとばかり思っていました。X11が標準ではインストールされていないのにショックを受けました。他のLinux PCからリモートで$ ssh -Xと打つだけでMacのデスクトップを開いて当然使えるんだろうと勘違いしていました。実際は、AquaというX11ではないGUIがMac OS Xのデスクトップを構成しているようでした。X11は別途用意されていて,簡単にインストールは可能で、Aquaとの共存も可能ですけれど、Mac OS Xの標準GUIは基本的にAquaなのでした。
ともあれ、実際に使い始めてみて、Mac OS X Aquaの日本語の表示品質が良いのが気に入りました。完全移行してもいいかな、と思ってしまいました。


文市の小箱茶室ケーキ小箱-[Mac mini]/ LX紅茶読書自転車好み他伝言板blog

文市(あやち)=青野宣昭