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尾道津和野萩おさんぽ

2001年7月20日尾道津和野萩おさんぽ


てるすたステーションぷらんにんぐSLやまぐち号の旅

目覚めると時刻はまだ早朝5時前。でも、すぐに着替えて出ないと。
昨夜は大林信彦監督の「転校生」をまた観ていました。なぜなら今日は尾道お散歩だから。
飯田線オフのため買った青春18きっぷで中国地方を巡るプランは、てるすたステーション駅長が時刻表を繰って立ててくれました。基本的にそのプランに沿って、今日明日明後日は各駅停車の旅を楽しもうと思います。
LaVieMXで巡回を始めます。ウェブ、メール、NIFTYを同時に。データはCF経由でZaurusとHP200LX、そしてシンクロでPalmへ。
いそいで服を着て、右腰にCONTAX T3、左腰にLX用とろろさんケースを装着します。 5時21分の阪神電車で出発の計画です。SLやまぐち号に乗り、尾道-津和野-萩と回るコースと利用列車の例を示してもらったので、時刻表を買って来てそのプランを復習し、どの範囲の時刻の列車に乗らないといけないかなど調べて萩の宿をとってあります。

最終的なプランは、20日早朝出発して尾道へ行き尾道ラーメン、お寺巡り、尾道映画三部作巡り、広島に移動してお好み焼きを食べカプセルホテルに宿泊、21日は小郡に移動してSLやまぐち号乗車。津和野をちょっとお散歩してすぐ萩へ、萩で宿泊。22日は萩をじっくり巡ってはぎ号と新幹線を乗り継いで帰宅、にしてみました。

いつのまにか5時10分を回っています。ヤバい、いそがねば。MI-C1をリュックに突っ込み、LXを腰のケースに納め、m500を・・・。m500はまだシンクロが終わっていません。Palmはこれだから、ブツブツ。LANでシンクロできるHandEraか、いやいっそのことGENIO eにのりかえたろうか。シンクロが終わらぬm500をゆりかごからはぎ取って胸ポケットに差し込みます。小さなリュック一つかついで出発です。

青春18きっぷ

武庫川の駅に走り込むと、ちょうど川の向こうの地平線に朝日が丸く昇ったところでした。
m500を取り出し、とらいあんぐるハート2を立ち上げます。舟公木さんがTriangle Heart on my Palmを元にとらハ2がPalmでプレイできるように移植したものです。昨日掲示板でレスをつけたら公開してくれました。おお、神奈さんだ、愛さんだ、うごく動く〜。
御影に着くと、直通特急が追い付いて来たので乗り換えます。時刻表に始発普通しか載っていなかったので、三宮の乗り換えはギリギリかと思っていましたが、これで少し余裕ができそうです。
JR三ノ宮の改札で青春18きっぷを係員に出します。日付印を押してくれました。これで今日一日普通載り放題なんだぁ。
キオスクはまだ開いていません。朝飯どうしようかな。

6:02JR西明石行普通は釣り人など結構乗っています。
須磨で数人が降ります。女子高生は泳ぐのかな、あとは釣り人です。須磨を出てしばらくは海が眼前に広がり、潮の香りが漂います。加古川あたりまではおなじみの風景のはずですが、太陽の位置や空気が新鮮です。
西明石で乗り換え15分、ペットボトルの麦茶を買い、キティちゃんのペットボトル入れに納めます。鞄に放り込んでも濡れないし、保温性もあるので愛用しています。
6:47岡山行、そこそこ席は埋まって来ます。みんな朝からどこに行くのだろう。
冷房がきつく、長袖が欲しくなります。冷房きらーい。
うとうとして、目覚めると姫路。時刻表を見ると停車時間9分、ダッシュして姫路名物黄色い駅そばをかっこむ。セーフ。

関西に住むようになってから、姫路城は二度ほど来たことがあります。岡山出張は新幹線だったので、姫路から先の在来線は、見慣れぬ土地で旅気分が高まります。
もっとも地形は播州平野、加古川あたりとそう違いはないはずです。

網干あたりからは住宅地というより田園風景の趣が強くなります。海岸線から離れて工場地帯が見えなくなったのも大きいかもしれません。相生を過ぎるとようやく広大な平野は終わります。
有年駅は狭いホームがいい感じです。「ようこそかぶとむしの里 ”かぶ〜〜〜ん うねへ”」というのぼりが立っています。なんじゃそりゃ。
そして!ZEROさんの住んでいるという上郡、ここかぁ〜。高校生が登校していきます。ZEROさん家はどのへんなんだろうな〜。

上郡を過ぎるとトンネルをくぐり、もう岡山県です。貨物列車とすれ違います。田んぼの緑がまぶしいです。

岡山では向かいの列車に急いで乗り換えです。電車の中は、地元の人、っていう雰囲気になってきました。

尾道

尾道写真

東尾道を過ぎると、右に丘が左に海が迫っています。海と言っても目の前は向島です。うん、いいな。いい感じです。これは降りたくなる駅です。
例の階段が、陸橋が見えます。歩きたい、登りたい!
尾道到着です。

駅前で地図表示を眺めていると、おじさんが紙の尾道案内図を渡してくれました。石畳の道を地図通りに歩けばお寺巡りのコースになっているそうです。

ふと見上げると、前は海!ついつい走りだします。
目の前はすぐ向島が見えている尾道水道です。かなり深いです。いいなあ。
船が動いています。こちら岸に近づいて来ます。あ、フェリーだ。走ってフェリー乗り場に向かいます。すごいすごい、本当に道の延長としてのフェリーです。自転車や車やバイクでがんがん降り、ずんずん乗っていきます。尾道大橋ができても、完全に日常生活の足であるのは変わっていないようです。
1隻でるともうすぐ次のフェリーがやってきます。すごいなあ。

山側へ向かいます。林芙美子の像を横に見て、陸橋に登ります。あ、転校生で、いれかわりに気付いた一夫が一美の身体で自転車を駆って越えた陸橋が見えます。ここから望遠でとったんだな。
お寺巡りコースに入ります。いきなり狭い坂道です。おじさんが「民家の中を通るけれど、地図通りにいけばいいから」と教えてくれたのがなぜか分かりました。案内板が随所にあるので、それほど迷わなくて済みますけれど、人一人がすれ違える幅の、階段と坂の迷路です。
いいなあ、フィルムはたっぷりあるのでガンガン撮ろう。
歩いて行くうち、先ほどの転校生の陸橋に出られました。うんうん、映画の通りだ。
少し歩くとフィルムがなくなったので交換です、交換・・・ない。フィルムがない。あんなに一杯買っておいたのに〜。
どうやら近所の写真屋で山ほど買い込んだフィルムを持って来るのを忘れたようです。ショック。
とぼとぼと線路を越えて街に下ります。安売り薬局発見、36枚入フィルムを4本ほど買います。そのまま朱華園に向かうことにします。尾道ラーメン初体験です。

尾道ラーメン朱華園

開店時間前というのに、結構並んでいます。後ろに並んだ地元のおじさんによると、いつもは11時に来れば入れるのに、ということです。回転はよく、すぐに入れました。最初にカウンターで食券を買うのですが、やきそばがおいしそうなので、ついつい「中華そばと焼きそば」と言ってしまいました。「お連れがいらっしゃるの?」「一人です」「じゃあ先に焼きそば、後から中華そばだしますね」と、カウンターのおばちゃんはにこにこと人当たりが良いです。いい店です。
焼きそばはめちゃめちゃおいしかったです。中華そばはぽんばしの夢真黒門ラーメンのしょうゆ味が近く、濃いしょうゆのラーメンです。
焼きそばは間違いなく美味しかったと断言します。中華そばもやきそばほどではないですけれど、焼きそばと同じ麺で丁寧な作りでした。スープに酸味があり、深いけれどぼくはすっかり焼きそば党になってしまっています。尾道に来たら、ぜひ朱華園の焼きそばをどうぞ。おすすめします。

お寺巡り

尾道写真

朱華園を出て、ケーブルカーに乗って千光寺にお参りします。山の上から見下ろす尾道市街はやっぱり良いです。2台のフェリーが白い尾をひいて往復しています。東には線路がカーブしながら続き、その先に尾道大橋が見えています。
展望台の横の売店でソフトクリームを食べます。みかんソフトクリーム。オレンジ色の物体が出て来ました。あ、みかんぽい香り。
ソフトクリームを食べ終わると、さすがに満腹で苦しいです。く、くるしいいい。

千光寺は売り子のおばちゃんがまじないのようにお守りなどを売り込む台詞をしゃべっています。なんか怪しい寺だなあ。
ところで地元の方の言葉を耳にすると、なまりに聞き覚えがあります。妙に馴染みがあるなと思っていると、なんと、今治と言葉が一緒です。「〜けん」と付けたりするのが特徴です。
帰りは徒歩で下りて行きます。すぐに先ほどのフィルム切れの近くまで戻れました。お寺巡り再開です。
少し歩くと、御袖天満宮があり、祭りがあったらしく、はっぴ姿の男たちが大挙して下りて来ます。
転校生でのいれかわりのシーンの石段です。この石段を転げ落ちるなんて、スタントでもなさそうだし、大変だったろうなあ。だいたい、あの歳で胸を見せまくっていたんだから根性がある。

石段の最上段に腰をおろしてくつろぎます。風がとても気持ちいい。残った麦茶を飲んで、LXを取りだしてぷちぷち。

なんだか疲れている。地図を広げます。あ、タイル小路はこのすぐ下だ。
一人腰掛けていると、若者が数組同じように腰掛けだして、すっかりベンチ状態です。カップルや女の子のグループなど。ぼちぼち行こうかな。

下りて行くと、タイル小路を探すおばあちゃん二人組に道を尋ねられましたので、案内します。このあたりは本当に迷路のようです。

時をかけて、さらにレンガ坂を東進します。夏の日差しの中、疲れが出ています。今日は尾道で時間をたっぷりとっています。時間を気にせず歩きます。の合間に見える線路、海、向島、尾道大橋。次々にお寺。本当にお散歩には持ってこいの町です。

西郷寺あたりでは周りに人気がなく、参拝も一人で勝手に本堂に入り込んで合掌するようになります。板間に正座するだけでもほっとします。歩き疲れか、食べ過ぎ疲れか。
浄土寺、海龍寺まで来ると古寺めぐりコースも終点です。観光案内ではバスで戻ることになっていましたが、せっかくなので線路にできるだけ近い道を歩いて戻ることにします。
踏切が・・・とてもいい感じですから。

いくつかの踏切でシャッターを切ります。戻りはあっという間でした。予定では、16:27の列車で広島に向かうつもりでしたが、1時間早く乗車してしまいした。

山陽本線

山陽本線は1時間に2本、乗り込んで座ります、ふう。
CONTAX T3の電池マークが点滅しています。電池交換は購入以来初めてです。30本以上撮っているはずです。購入時にパッケージに入っていた電池CR2を入れます。「CR2」か、今度1本買っておこう。
デジカメもこれくらい電池がもてばいいのに。そうすれば少しは常用に耐えるようになるのに・・・。今のデジカメって電池もたなすぎ。旅行に充電器や予備電池数セットなんて持ち歩きたくないもの。まあ、銀塩フィルム式一眼レフをシステムで持ち歩くことを思えば、ずっと軽いかもしれません。でも、CONTAX T3と比べると、どうしても。

列車にはミニスカートの女子中学生が乗り込んで来て騒いでいます。
そのうち向かいの座席を確保すると、パンやおにぎりを食べて、眠り込んでしまいました。
列車は途中から快速になったようです。車窓をながめていると、田園から大都市広島に近づいていくのが分かります。大きな街だなあ、神戸並に住宅地を従えている感じです。
広島・・・で降りずに、乗り過ごして次の横川で降りることにします。時間があるので、市電で回って繁華街まで行こう。

広島

広島は中学になる頃に家族で来ました。青空の公園に散り行く桜がとても美しかったのを、はっきり覚えています。

横川で下車し、路面電車の乗り場に向かいます。運賃150円、とりあえず終点の江波を目指します。たしか舟入南町においしいケーキ屋があったはず。見つけられるかは、謎です。まあ、見つからなくても、終点まで行って戻って十日市町から広島駅行きの路面電車に乗れば、今日泊まろうと狙っているカプセルホテルまではたどりつけるでしょう。

駅三つ分周辺を走り回っての探索も空しく、ケーキ屋は見つかりません。潰れたか、移転したか・・・残念。
路面電車に乗って広島駅方面を目指します。ケーキの仇はお好み焼きで!
あれだけ満腹感に苛まれていたのに、そろそろ準備おっけーになりつつあるようです。
17時半を回っているというのにまだ日は高く、路面電車から見る街並は夏の午後です。ゆかたの女の子が散見されるのは花火大会でもあるからでしょうか。

八丁堀で降り、歩きます。繁華街です。三越の先を折れて、路地を進むと、客引きがたむろす歓楽街です。激しい客引き、そういえば広島と言えば・・・結構恐い街だったかも。というか、この薬研堀はどうやら歌舞伎町並の大きな歓楽街だったようです。その真っ只中を突き抜けて、「八昌」というお好み焼き屋を目指します。「八昌」の近くにも数件のお好み焼き屋があるので、そのうちのどこかへ入ろうと当たりをつけています。

「八昌」を見つけて入ります。開店直後のはずですが、もう満席です。壁いっぱいに客の落書きが見られます。
ウーロン茶と「そば入り」を頼みます。
白髪の店主が奥の鉄板で焼いています。正面の鉄板では、焼きそばと合わせて仕上げる工程を若い衆が二人で切り盛りしています。
焼きそばは茹でた麺を鉄板に乗せて油を全く使わず焼いて、お好み焼きと合体して、玉子を鉄板に落としてその上にひっくり返します。

焼き上がるまでさすがに時間がかかりましたが、食べるのはもっと時間がかかります。油っこくなく、パリッとした仕上がりですけれど、とにかく量が多い。凄い山盛りから圧縮されたキャベツの量に加え、太麺の焼きそばが食べごたえを増しています。
おいしい、おいしいけれど、苦しいい。最後の一口はほとんどウーロン茶で流し込みました。
広島人はいつもこんなのを食べているんだろうか・・・。だとしたら、かなわない。

お勘定は完全自己申告制で、何を食べて何を何杯飲んだか言って精算します。お客の言葉で精算するという方針が徹底しているようです。これはたぶん店主の方針が徹底していて、たとえ間違っていても、申告通りになるような雰囲気です。

店を出ると、意外とすっとお腹が落ち着きます。やっぱり油っこくないからだろうか。
コンビニを見つけて、500ml紙パックのお茶を飲みます。水分取らないと、と思っての行動ですが、これが裏目で、お腹がパンパンになってしまって苦しいです。
く、苦しいいいい。

本屋に入って地元のケーキ屋情報を調べます。舟入南の店は見つからず、やはり閉店か移転してしまっていたようです。お、中国地方の「鉄」の本発見。たたらでつくる鉄で日本刀が・・・というような内容で、とりあえずゲットします。
明日も割と早いので、本屋で地図を見てカプセルホテルの位置を確認し、歓楽街を避けるようにしてカプセルに行きます。
ジャグジーなどが屋上にあって気持ち良い風呂でした。のんびりお湯につかって、カプセルに入ってLXをぷちぷち。
広島駅まで路面電車に乗れば10分くらいだろうけれど、7時くらいにすぐ来るかなあ。明日は7:23の山陽本線を予定しています。目覚ましをセットして・・・、さあ、とらハ2でもするかな。

小郡

カプセルで目が覚めます。広い洗面所に行き、ゆっくり顔を洗います。
胡町まで大通りから歩いて、路面電車を待ちます。バスでもよかったのですが、せっかくなので路面電車を使おう。
来た路面電車は超ロング(5輛分ぶちぬき)ガラス張りでした。なんか不思議な空間。朝早いため、乗客はまばらで、ガラガラです。

広島駅に駆け込みます。小郡行きは?ホームがわからずうろうろ。実は改札を入った所が小郡行きのホームでした。この1番線の案内だけ改札の電光掲示板からけずられていて、他のホームに移動すると1番線の電光掲示板がありました。
1番線に戻ると丁度7:23小郡行が滑り込んで来ました。席を確保します。通学の学生が多いです。
時刻表を取りだし、眺めます。宮島に行くのも良かったかなあ。今回はまずSLやまぐち号だからちょっと無理があるなあ。山陽だけ回るならいいかもしれない。ふみふみ。
車窓から眺めていても、広島とその周辺の街が続きます。ひらけているなあ。

大竹や岩国あたりは蓮畑が広がり、蓮の花が咲き誇っています。藤生で再び海岸線に出ます。、いいなあ。瀬戸内です。
金魚のぶらさがる駅を過ぎ、柳井からはを離れます。乗客は意外にも途切れず、乗っては降りていきます。
徳山を過ぎると美しい海岸線です。海の水がきれい。乗客は増え、立っている人もいます。荷物を膝の上に乗せ、LXをぷちぷち。ガイドブックをめくり、今日のお散歩の計画を立てます。津和野は特に目的地定めずぶらぶらかなあ。益田は小一時間、雪舟の庭までは行けないなあ。
食事はどうしよう、駅弁をSLやまぐち号、夜は萩で?津和野で昼飯という選択肢もあるけれど・・・。
列車は街に出ます。防府だ。終点小郡は間近です。

SLやまぐち号

SL写真

SLやまぐち号入って来ます。す、凄い迫力!釜は真っ赤に燃えています。本当に石炭を燃やして走るんだ。煙が充満し、匂いが満ちます。
SLに夢中になる人がいるのも分かる気がする、だってこんなに興奮しているし。石炭をくべるのを見ます。めちゃめちゃ暑い。これは重労働だ。
機関車をもう一台連結します。二連で走るのか。そういえば5号車まであるようです。機関車の隣は一等客車で、その隣が5号車です。
フィルムがなくなったので交換します。

4号車は大正風、くりくり坊主と両親と一緒の席です。あ、SLのミニカー、いいなあ。
座席はとてもゆったりとして座り心地の良いものです。普通の指定料金でこんな列車に乗れるなんて本当にお得だなあ。
小郡で買った幕の内弁当を食べよう。朝飯まだだから腹減った。

くりくり坊主は、愛敬はあるけれど、寡黙な性格なようです。鉄な絵本を眺めています。お母さんがお菓子を出すと、くりくり坊主はぼくにおせんべを一枚くれました。良い子だ。
記念乗車券配付は山口を出てからでした。チョロQは津和野駅のキオスクでゲットだぜ。
登りはスピードが落ちます。煙を吐いて進みます。かっこいい〜。でも沿線住民には公害だろうなあ。
ちょっとウトウトして、トンネルの手前で記念乗車券をもらいます。・・・チョロQ当たり。\(^o^)/

長門峡では外に待機するカメラマンへのサービスで、盛大に煙を吐きます。乗客は降りる時間はありません。

地福では乗客の写真撮影用に7分間停車。皆機関車まで走ります。
鉄な旅人集団という感じではなく、子連れの家族が大半です。

汽笛を鳴らしてサービス。SLやまぐち号は本当にサービス満点です。
巨大な鉄の駆動装置、やっぱり機関車は迫力です。
石炭が光ります。かっこいい

SLやまぐち号に乗り、なおかつ走っているSLを撮影するのはなかなか大変そうです。理想的には一泊して長門峡で登りのやまぐち号を撮影したいものですが・・・。
登り坂では乗っていてもそれと分かるほど盛大に煙を吐いています。撮るとしたら登りのが凄そうだしなあ。

SLやまぐち号は鉄な趣味でなくても十分楽しめます。期待をはるかに上回る楽しい旅です。これはてるすた駅長に感謝せねば。鉄じゃないので、自分ではこんなプランは思い付かなかったでしょう。

津和野

津和野写真

津和野の駅を出て、早速観光協会で当たり乗車券を持って行きチョロQを引き換えます。いやあ、510円の指定席券でここまで楽しめるとは。

とりあえず歩きだします。曲がり角で永明寺の標識があり、寄ることにします。曹洞宗。拝観をおじいさんに申し出、中を勝手にうろつきます。庭園を前に、座り込んでしばしくつろぎます。高低差があり、白糸の滝まで作られた庭です。

永明寺を出て、津和野のメインスポット、白壁と堀割、鯉が群れなす、観光客も群れなす一帯を散歩して、さらに千本鳥居お稲荷さんに登ります。
お稲荷さんを下りてジュースを飲んで一服、川に沿って遡り、西周の家まで歩きます。豊かな川があるから、堀割も可能だったのでしょう。
明治の造語家、哲学だの理性だの奇ッ怪な翻訳言語を編み出した西周の家で折り返し、駅に戻って行きます。
駅前の安野光雅美術館で時間まで涼みます。王さまTシャツを発見、ゲットします。ふふふ。

雪舟の庭

庭園写真

益田行きは既にホームに入っていました。C57は折り返しに向けて、準備を始めたところのようです。
山口線は川に沿って走って行きます。津和野の隣の日原の駅もなにか良い感じです。「星のふる里 日原」とありますここに泊まれば、きっと星が綺麗だろうなあ。なかなか惹かれます。
冷房の効いたワンマンカーは各駅に止まりながら進んで行きます。匹見川を越えます。山間の田園風景が続きます。

益田では、小一時間の待ち時間があります。バス停に行くと、医光寺行きのバスがもうすぐ来るようです。帰れるかどうか分かりませんが、とりあえず乗ってしまいます。雪舟の庭、見てみたい。
医光寺前までは10分ほどでした、帰りの時刻を確認し、医光寺まで走ります。拝観を申し出て、庭に通してもらいます。
庭は整った舞台のようで、バランスの良いものです。観光客の姿は見えず、一人座り込んで鶴亀の庭園を眺めます。
10分ほど座り込んだ後、庫裏の廊下からもを眺めます。
あ、バス。ダッシュでバス停まで。丁度バスが来ました。間に合った。

山陰本線

山陰写真

益田駅のホームでかにずし発見。夕食は萩で、との計画を放棄して早速購入。今日は全食駅弁三昧です。
東萩駅までは1時間11分、駅弁を楽しむ時間はたっぷりです。でもやっぱり発車と同時にパクついて、平らげてしまいます。向かいの女の子は寝入っています。

向かいの可愛い女の子は江崎で降りてしまいました。須佐では登り列車が来ず、7分ほどの待ち、ホームに降りてシャッターを切ります。陽が傾いています。
やっぱり山陰はいいなあ。山陰本線一気通貫もひかれます。LXがあればまず退屈はありえないし、長時間の乗車で腰さえもてばいいものじゃないかなあ。

宇田郷あたりでも、窓の外はもう日本海が広がって、素晴らしい風景です。
太陽が海に徐々に落ちて行こうとします。海は力強く銀色に輝いて、小島や岩が黒々と大きく見えます。
木与の砂浜では、数人が泳いでいます。ああ、いいなあ、こんな海で泳げて。

で降りると、予約したリバーサイドホテル小川はすぐ目の前でした。チェックインして、荷物を置いて散歩に出ます。

駅前から中心部まで結構あります。明日は自転車を借りて回ろう。ホテルのレンタサイクルを投宿者は無料で貸してくれるらしいし。
小川家長屋門の奥からコーヒーの香りが漂ってきます。んー、いいなあ。
長屋門珈琲で一服。コロンビアとケーキ。あ、コーヒーいいな。この喫茶店は落ち着けて良い感じです。
紅茶はムジカのを用意しているようです。こだわっているなあ。
すっかりくつろいで、一日の終わりを楽しみます。そういえば喫茶店って久しぶりかもしれない。いいな、喫茶店、いいな。


文市の小箱茶室ケーキ小箱LX紅茶読書好み他-日記-[尾道津和野萩]/ 伝言板リンク

文市(あやち)=青野宣昭