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メモリ不足にスワップを


SL-A300写真
NetFront3.0等、大きなソフトを動かしているとメモリ不足に陥ることがあります。
公式FAQではswapはサポートされていませんが、Unofficial Sharp Zaurus SL-5500 FAQのExpansion Slots and Cardsによれば、SDカードにswapをとることができているようです。
まずは、ターミナルを開き、サイズを決めてファイルを作ります。
例として、32MBのスワップファイルをSDカード上に作成するには、
# dd if=/dev/zero of=/mnt/card/SwapFile count=65536

次に、このファイルを空のスワップファイルにします。
# mkswap /mnt/card/SwapFile

そして、スワップを有効にします。
# swapon /mnt/card/SwapFile


SL-A300写真
telnetでswaponの前後でfreeコマンドでメモリを調べると、スワップが有効になり、メモリが不足するとスワップを使い出すのが見られます。

母艦からtelnetでfreeを調べながら、大きいソフトをSL-A300で起動して状況を調べることができます。
NetFrontでタブを使って画像の多いページを次々開いていくとどんどんメモリを消費していくのが見て取れます。

SL-A300でtelnetを動かすには、Benjamin MeyerさんServer Manager 1.0をインストールし、onになっているのを確認するのが便利です。
母艦からは、スタートメニューのファイル名を指定して実行で、
telnet 192.168.129.201
のようにIPを指定して起動し、
root
でログオンします。

SL-A300写真
sdカードを抜き差ししてデータ交換に使う場合は、内蔵メモリ上にswapfileをとるというのもアリかもしれません。
# dd if=/dev/zero of=/home/swapf count=20480
# mkswap /home/swapf
# swapon /home/swapf

以上はswapfileが10MBの例です。例えば8MBなら、
# dd if=/dev/zero of=/home/swapf count=16384
です。

OS起動時にこのswapを有効にするには、
/home/etc/rc.d/rc.local
のexit 0の手前にでも、
/sbin/mkswap /home/swapf
/sbin/swapon /home/swapf
とでも追記しておき、
# cd /home/etc/rc.d/rc5.d/
# ln -fs ../rc.local S99local
のように、rc.localをどこかで実行するようにしておけば自動的にswapが有効になります。この場合は/etc/rc.d/rcがランレベル5(SL-A300は5のようです)で呼ばれたときに最後にrc.localが実行されます。(10/4/2002)


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文市(あやち)=青野宣昭