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安曇野

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飯田線2004夏

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毎年恒例の行事で、これがあると夏本番です。てるすたステーション主催「飯田線2004夏」に行ってきました。
BD-1Cを担いで行きました。台風の影響で前半雨のトロッコ列車に乗り中部天竜まで。乗り換えの合間に足慣しをして、飯田線で天竜峡まで輪行、ここで皆と分かれて自転車で飯田まで先行します。アップダウンのある道を踏み倒して進み、赤門やさんで赤飯万十や水まんじゅうを買い、飯田駅で鉄路をのんびり来た皆と合流します。



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飯田駅で駅そばと飲むヨーグルトを楽しみ、皆で田切へ行きます。中田切川で水遊びを堪能、ここでびんぼう金なしさんと分かれて一行は飯田線を進み、31日の宿を取る中央線の上諏訪まで行きます。駅前の豆腐料理いずみ屋さんで宴会、ユーペンハウスに泊まります。
飯田線オフの詳細はてるすた駅長におまかせです。


今日のルート

ハンディGPS「etrex VISTA 日本語版」のトラックデータ(trk40731.trk trk40731.zip 1,722bytes)をカシミール3Dで表示し、注記したものです。
まあ、イラストマップのようなものなので、正確な道や細部は、別途正確な地図をご参照ください。
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松本の駅そば

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ユーペンハウスで朝風呂、朝食を済まし、それぞれ思い思いの方向に散って行きます。徒歩やバスで上諏訪駅を目指す皆と離れて自転車で下諏訪まで行きます。下諏訪から乗車、松本で乗換時に北陸経由関西組と合流し、松本駅のかきあげそばを食べます。このかきあげが大きく、去年に続き今年も大満足でした。


わさび農場

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松本から二駅、明科駅で一行と別れ、下車します。自転車を展開、さわやかな信州の風と青空の下、安曇野ポタリングを開始します。橋を4つ渡っているうちに、橋の下には清流とわさび田が見えてきます。水が透明です。大王わさび農園に到着、駐輪場にBD-1Cを停めてわさび農場とわさびソフトクリームを目指します。わさび農場には透き通った水が豊富に流れています。これだけでも目にごちそうです。水車小屋と清流も眺めます。黒沢明監督作品「夢」で「水車のある村」の章のロケ地になった場所です。緑の中に、きれいな水がどんどん流れる景色は不思議な世界です。
わさびソフトクリームを食べ終えて、出発しようと駐輪場に戻ると、ぼくの自転車の隣にBD-1が停まっていました。セキサイダー?を始めとしてさまざまに装着しています。どこから来てどこに行くのでしょうか。


穂高

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大王わさび農園から本陣への道は、気持ち良い風、緑の稲田、青い空、そして正面に見える北アルプスが素晴らしい風景を形作っています。
北アルプスに正直びびります。あんなところに登れるのだろうか。今日はのんびりポタリングしてから乗鞍高原に移動しようかと思っていたのですけれど、あれは、あの山はそんな浮ついた気持ちを許しそうに見えません。本陣、穂高神社と回り、そのまま穂高駅まで直行、松本行大糸線の時刻を確認します。30分ほどあるので少し駅周辺を散策し、折り畳んで輪行します。


松本電鉄

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登山帰りの乗客の多い2両編成を松本まで輪行します。松本で新島々行に乗換。走って向かいのホームに飛び移るとドアが閉まります。登山やハイキングの乗客で2両編成ワンマンカーは一杯です。松本電鉄は新島々までゆるやかな上りを延々走ります。景色は稲田からりんご畑へ変わります。北アルプスの山並の壁が近づいて来ます。


新島々

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新島々駅で精算の列に並びます。680円払って出ます。この先のバスチケットやフリーチケットを買う人がほとんどのため列ができていたようです。
飲料を調達し、赤飯万十を二個補給して出発します。明日は全日本マウンテンサイクリングと同じコースで乗鞍ヒルクライムのつもりなので、今晩はそのスタート地点近くに宿を取りました。
新島々からの道はすれ違いの乗用車が切れ目なく通り過ぎて行きます。関東ナンバーが多いようです。比較的ゆるやかな上りを走って行きます。10%の坂が続く場所を過ぎると梓湖のダムでした。少し先の風穴の里でそばを一枚たぐります。3時のおやつです。


トンネル十連発

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風穴の里を出て、梓湖に沿って走ります。ここからトンネルが次々現れます。サドル下の警告灯を点滅させながら走ります。歩道はなく、路肩は狭く、路面が荒れています。荒れているというか、ひび割れと穴ぼこだらけです。車道を走るにも、路面が悪くスピードを出せません。対向車の大型バスが通るたびに強烈な風圧でBD-1は不安定になります。それでも最初の三つのトンネルはなんとか抜けます。四つ目、トンネル内で二股に分かれ右折します。恐い。ここで梓湖を眺めて一息つける場所に出ました。このあたりの路面は自転車で走ることを想定しているようには見えません。トンネルは集中力が切れたら命にかかわります。
さらにトンネルは続きます。というか長くなりました。しかも路肩はかなりひどく走行不能になっています。車道の中心付近を選ばないと落車の危険があります。後ろに付いた車は不幸ですけれど、おとなしく付いて来てもらいます。皆親切なドライバーさんで助かりました。梓湖展望ポイントから長いトンネルを三つこなします。二つ目で路面がかなり濡れています。対向車線の状態を見て、帰りはとても小径車で走れないと判断します。死ぬわ。トンネル直後の信号で左折し、上高地へ行く車達と分かれます。ようやく車通りが減ってホッとしました。そこからも短いトンネルを三つほど過ぎて、ようやくトンネル地獄を脱出しました。もう二度と走りたくない道です。


乗鞍高原

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トンネルを過ぎた辺りから、山の上り道の雰囲気が強くなります。ようやく心に余裕が出て来て景色を楽しみます。ときどき見かけた表示によると気温は24度、23度と下がっていっています。湿気で重苦しい空気とは違って、爽やかで涼しい風を受けて走ることができます。すばらしいです。夏に信州を走るのは最高です。
とは言え、登りはきつくなってきて、斜度10%の標識も見かけます。肉体的にはキツくても、トンネルよりはずっとずっとマシです。大きく折り返して上って行く区間を過ぎると、乗鞍高原のペンションが見られるようになってきます。良い感じです。ペンションは区画に番号が振られているようです。学校、番所大滝と過ぎ、高原の宿みはらしを過ぎたところにサイクリングコースがあります。確か地図では観光センター前から軽く一周するようなサイクリングロードがあったはずですけれど、それとは別にここからも入れるのでしょうか。サイクリングロードと言うくらいだからママチャリでも走れるような軽いコースでしょう。ということはここから観光センターまでは平坦なのかな?ちょっと迷って、とりあえず車道を先へ進むことにします。いきなり斜度10%の坂、全然平坦ではありません。ここを登って、少し先の「ミルクポット」というみやげもの屋さんの向かいが今日の宿、美鈴荘です。とりあえず美鈴荘を通り過ぎ、全日本マウンテンサイクリングin乗鞍のスタート地点の観光センター前辺りまで見てこようかと先へ進もうとします。目の前を見上げると斜度10%の長い登り坂、途中で挫折してUターンし、予定よりずいぶん早く美鈴荘に入ることにします。


民宿美鈴荘

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丁寧な若いお兄さんに、5畳の一人部屋へと案内されます。ふふ、この狭さがコンパクトでいい感じ。お茶などはセルフサービス、有線LANが客室にも来ています。ロビーのPCは無料でWEBブラウズなどに利用できます。
露天風呂もくっついた、木の肌触りが気持ち良い、24時間入れる温泉くさい温泉に入り、洗濯をし、夕食をいただきます。馬刺しやきのこ鍋などおいしい。トイレはいわゆるウォシュレットと言うか、INAXのShower Toiletです。全体にかなり満足です。
しっかり休んで明日に備えよう。


今日のルート

ハンディGPS「etrex VISTA 日本語版」のトラックデータ(trk40801.trk trk40801.zip 2,417bytes)をカシミール3Dで表示し、注記したものです。
まあ、イラストマップのようなものなので、正確な道や細部は、別途正確な地図をご参照ください。
距離は47.1km、移動平均速度は15.9km/h、移動時間2h57m、停止時間0h46m、全体平均速度12.6km/h、総上昇量812mでした。
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文市の小箱茶室ケーキ小箱LX紅茶読書[自転車]-[輪行99]/ 好み他伝言板リンク

文市(あやち)=青野宣昭