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吉備高原

輪行写真


CycleStyle2004大阪

大阪ドームで金土日の三日間CycleStyle2004が開催されています。早速金曜の夜に行って来ました。試乗できるので、TREK WSDなどに乗ってみました。コンパクトでがっしりしています。さすがに小さくてハンドル落差がつきすぎですけれど、面白いです。700Cの方がロードっぽい感じがして良いです。大きいのや小さいのも乗れるのは分かりましたけれど、やっぱりサイズが合っているのが一番のような気がします。あまり安いSORAグレードのも走りが軽くないのでやっぱりそれなりの方が楽しそうです。実の所、BD-1を見直しました。アクティヴベローチェくらいならはっきり走りが軽いのでメリットはありそうですけれど。試乗でアメリカブランドが大人気で列が出来ているのが意外でした。帰りに本日開店のシルベストサイクル西梅田店に寄ってみました。


LX記念日

輪行写真
11/06/04 9:13:30 朝起きて布団を干し、おにぎりを頬張ります。巡回後着替えて布団を取り込んで出発です。JR甲子園口から輪行します。芦屋で新快速に乗り換えると混んでいて座れません。LXをとりだしてぷちぷち。三ノ宮を過ぎても立ったままです。
今日はHP100LX購入記念日。ApptBookによると1993年に買ったそうです。12年目に突入して、今日も現役バリバリに使っています。1993年に買った100LXを一度修理し、その筐体を今も使っています。基板は200に入れ替えていますけれど、液晶が気に入っているのです。これが一番見易い気がします。筐体は一ヵ所ネジが閉まらなくなっています。もう1台液晶の見易い100があるので、こんどそちらに換えようか、基板は100の2MBにするか200の4MBか32MBにするか、楽しく迷います。
プライベートはiPAQ h4150、仕事はLXというのが最近の分担です。
次々色々な小箱を買っている割には、ビューアはiPAQ h4150、PCはLet's note R2、携帯はA5504Tと、愛用品が固定化しています。それだけこれらの品は良く出来ているのだと思います。それでも1-2年という所ですから、LXほど長く使うのは珍しいです。
11/06/04 10:51:36 姫路で乗り換えた山陽本線普通列車では座れました。一眠りした後、車掌さんが来たので岡山までの切符を買います。車窓からの景色は既に播磨っぽさはなく、備前らしくなってきています。

吉備高原自転車道

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11/06/04 11:35:35 吉備線までの乗換待ち時間を利用して岡山駅内で昼食を摂ります。腹減った。
11/06/04 12:00:26 吉備線は2両編成ワンマンカーです。地元の女子中学生のおしゃべりが車内に響き渡る中、すこしうつらうつらすると終点備中高松です。下車してBD-1Cを展開します。今日は吉備高原自転車道をサイクリングです。
駅をぐるりと回り自転車道を発見します。巨大な鳥居が立っています。吉備路のサイクリングは平坦な田園の中、古代から続く歴史を感じさせる素敵なコースです。細い農道の転用でしょうか、秋の日を気持ち良く走れます。稲刈りが終わり藁を干す田んぼの風景は懐しく、落ち着くものです。


輪行写真
軽く上りになり池などを眺めながら木立の中を走り、また戻って来ます。頻繁に案内板があり、この辺りはとても分かりやすいです。地図で見ると無駄なコースのように感じましたけれど、気楽なサイクリングにとても良い感じです。


輪行写真
吉備路の案内板を見てふらふら立ち寄ります。高松城は気付かず通り過ぎてしまい、戻ります。


備中高松城

輪行写真
11/06/04 12:51:04 秀吉の水攻めで有名な高松城跡です。人馬の進み難い要害の高松城でしたが、水面との比高がわずか4mしかないため、秀吉は3千mの堤をわずか12日間で完成させ、梅雨で増水した足守川の水を取り込み188ヘクタールの大湖水で兵糧攻めにしました。本能寺の変が起こると秀吉はかたく秘めて城主清水宗治の首級だけで城兵の命を助け領土も取らないとして和を結びます。宗治は主家の安泰と部下5千の命が助かるなら明4日に切腹すると承諾します。6月4日巳の刻、湖上に船を漕ぎ出し、秀吉から贈られた酒肴で最後の宴を張り、請願寺の曲舞を舞い、「浮き世をば 今こそ渡れ 武士の 名を高松の 苔に残して」と辞世の歌を残して46歳で自刃しました。
公園を一回りします。小さな子を連れた家族や、子犬を抱いたおじさんがのんびりしています。公園を出ると、水攻めの地形が良く分かります。


足守の緒方洪庵

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11/06/04 13:46:08 少しうろうろ迷ってから吉備高原自転車道に戻ります。柿の実がきれいな田園風景の中を気持ち良く走ります。
足守です。緒方洪庵誕生の地へ行きます。大村益次郎、福沢諭吉、佐野常民、橋本左内らが門弟になる適塾(適適斎塾)を29歳で大阪に開いた蘭学者、教育者です。種痘に成功し、足守の除痘館で種痘を施し、近隣含めその数5千人に及んだと伝えられています。
足守の町並はなまこ壁などの黒と白の模様が目を引きます。吉備高原自転車道は案内板が途中でなくなりどの道か分からなくなります。基本的には足守川に沿って北上するはずですから、川の土手を走ってみます。
コンビニに寄り水分補給しておきます。一応地図を確認すると方向は間違っていないようです。広めで段差のない歩道が吉備高原自転車道なのだろうと思われます。軽い上り道を先へ進みます。

黒谷池

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結構上りの道が続きます。吉備高原自転車道の案内板があります。道は間違いないようです。案内板に従って左折して車道を離れます。登り坂を走って行くと、黒谷ダムの堤に突き当たり、階段になっています。階段を担げと言うのでしょうか。それは自転車道とは言わないような・・・。少し戻って結局車道に合流して、ダム湖への登りをこなします。


輪行写真
登りきって水面を見下ろし、出発します。たしかここから車道を離れて鳴滝ダムへ向かうんじゃなかったかな。案内板があるはず。
ここからの道はちょっとサイクリングロードと言うにはためらうくらいの獲得高度と斜度の道になります。マジすかこれ。いや丁度いい登りだけど、サイクリングロードと聞いて初心者がママチャリで来たらどうするんやろう。押すしかないだろうなあ。


吉備高原

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自動車なら快適だろうアップダウンです。自転車にはコンクリで固められた切り通しが単調に続くつまらない道です。ギアをローに落とし気味に走ります。広い歩道は続いていますけれど、割れたガラスが散乱していたりして怖すぎです。車道を走るようにします。


輪行写真
吉備高原に入っている感じですけれど、何もないところです。何もない山の中を無理矢理開発して造ったバブルな感じの吉備高原リゾートです。サイクリングロードの終点は立派な箱もの建築の吉備高原リゾートホテルです。1階がスーパーですけれど、人の気配があまりしません。自然と調和した感じが全くしないだけでなく、人間の生活と調和した感じもしない施設です。
地図を広げます。ここからは国道を辿って備中高梁へ行くことにします。


国道484号線

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下り坂を出発します。大きくカーブして国道484号線を辿ります。道は狭くなりだらだら上りです。上っては下り、突き当たりの自動販売機でようやく水分補給して地図を再確認します。高梁へまっすぐのとても細い道と、川沿いに続く少しは広そうな道があります。地図で坂が今一つ読み取れません。どちらも同じくらいだろうと予想して、まっすぐ備中高梁へ向かう道に決めます。
まっすぐな、だらだら上りの道です。正面やや右に夕日が輝いています。逆光のススキが美しいです。ああ、日が暮れそうだ。これからどうしよう。道の横に空き地がある場所に自転車を停め、携帯を取り出します。楽天に買収されてしまった旅の窓口で検索します。当日検索、1万円以下、新見、高梁地区・・・なし。料金青天井でもなし。うーん、新見に安いビジネスホテルがあったはずだけど、予約は終わってしまったか。新見に泊まって明日吹屋のベンガラの町並を眺める案は破棄、岡山に泊まるか帰るかのどちらかにします。岡山に泊まってもなあ。今日は帰るかな。
撤収プランと決めると時間に余裕があります。のんびりと気持ちに余裕を持って走りだします。どこまでもゆるやかに上り続ける道は、やがてゆるやかな下りに変わります。吉備高原への登りに比べるとゆるやかなアップダウンです。ちょうどいい感じ。あまり暗くなる前に備中高梁まで抜けられそうです。
ずっとまっすぐかと思っていると国道484号は右折になっています。地図を確認すると、右折して岡山自動車道の賀陽ICを横目に進めば良さそうです。道の駅賀陽がありますけれど、水分はまだ十分なので休まず先へ進みます。下った分また上り。やがて、高梁市の標識が現われます。


輪行写真
ふと横を見ると、可愛い花を咲かせた木が一本立っています。桜?
自転車を降り、近寄ってみると、やっぱり桜の木です。春になったと勘違い?綺麗に咲いています。


Optio S30落下

輪行写真
高梁市に入ってからも下って上ります。上りはそろそろ終わりかな。下りが始まります。道に段々が設けられていて走りにくいです。勘弁してくれー、と思っていると、カラビナストラップでぶら下げていたデジカメが振動で落ちます。慌ててブレーキ、しかし割れて飛び散るような音とタイヤで何か踏んでしまった感触がします。停止して、落ちたデジカメを探します。先日のリコーカプレオに続いて、Optioも壊しちゃった。乾電池が1本だけ見つかります。少し戻るとOptioS30本体が落ちています。USBカバーが外れ、カードスロットカバーが開いています。あ、SDカードがどっかすっとんで行ってしまっている。電池蓋は閉まっています。電池蓋を開けると中は空です。電池蓋の爪は折れていません。おや、Caplio R1より頑丈だな。Caplio R1は静止状態で落としただけで壊れてオシャカになったのに。下りのカーブの最中で落として吹っ飛んだのに。それよりSDカードはどこだ。今まで写したデータを失うのは困るなあ。見当たりません。慎重に往復しながら探すうち、ようやく枯葉に半分埋もれたSDカードを救出します。SDカードを挿します。電池はどうしても1本しか見つからず、予備電池に交換します。電源を入れると何事もなかったかのように動きます。試しに撮影、普通に撮れているようです。素晴らしい!Optio S30なかなか頑丈!PENTAX偉いぞ。
Optio S30を良く観察すると、ストロボのカバーにひびが入り、筐体の角々に激しくえぐられた傷跡がついています。アルミ筐体がこんなに削れるなんて、かなり激しい衝撃だったはずです。レンズを出し入れしてみますけれど、光学系は問題なさそうです。素晴らしいなあ。PENTAX Optio S30は頑丈でおすすめです。


ループ橋

輪行写真
デジカメをしまいこみ、ウインドブレーカを着てサングラスを装着します。そろそろ急なダウンヒルが始まるはずです。出発、そこそこの下りと思ううち、下り坂の斜度が増し、やがて景色が一気に開けます。うわ!
備中高梁の街を眼下に一望できる道です。すごい!道路は断崖に張り出した橋になっています。カーブを越えると、今度はループ橋。真下の備中高梁の市街に向けてループが回ります。最高!こんな凄い道だったなんて。備中高梁の裏山から、急角度を一気に下りて行きます。これが逆だとたぶんキツすぎて自転車では登れない坂道でしょう。あっという間に街まで下りきってしまいました。備中高梁の町をあいまいな記憶をたよりに駅に向かいます。
備中高梁駅では、丁度普通列車が出てしまった所でした。時刻表を繰ってしばし悩んだ結果、次の特急に乗って新幹線乗り継ぎで帰ることに決めます。BD-1Cを折り畳みます。


輪行写真
11/06/04 17:14:44 備中高梁駅から輪行で帰ります。


今日のルート

ハンディGPS「etrex VISTA 日本語版」のトラックデータ(trk41106.trk trk41106.zip 14,787bytes)をカシミール3Dで表示し、注記したものです。
まあ、イラストマップのようなものなので、正確な道や細部は、別途正確な地図をご参照ください。
距離は59.9km、移動平均速度は18.0km/h、移動時間3h19m、停止時間1h13m、全体平均速度13.2km/h、最高速度44.5km/h、総上昇量780mでした。
輪行写真


文市の小箱茶室ケーキ小箱LX紅茶読書[自転車]-[輪行108]/ 好み他伝言板リンク

文市(あやち)=青野宣昭