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六甲山その一

輪行写真

雨の週末

昨日は仕事、今朝起きると雨。
せっかく昨日仕事の後にバッグやTurboMORPHを買ってきたのに。
来週はれんちゃんが奈良に来るらしい。今日は近場で軽く流すかあ。いつもの武庫川サイクリングロードと甲山かなあ。
いつもとちょっと趣向を変えて、宝塚市の小林でケーキとか。ああ武庫之荘のウォルターピークファームもいいなあ。
地図を眺めているうちに、ふと、そういえば六甲山に登っていないなあと気付きます。高山植物園はそろそろ色々な花が咲き始めているだろうなあ。
でも六甲縦走する自信はないし・・・。
よし、今日は六甲山その一だ!という気になりました。

とりあえず、ビーナスラインで諏訪山で再度山で・・・ってそこまで登れるのか?で、まあ今日の目標は登れたら森林植物園ゴールということで。


三宮

昼には雨があがり、曇り空も明るくなってきました。
んじゃあ定期で阪神電車で三宮移動。さすがに乗客が多いなあ。でも阪神電車は各駅停車で移動するわけにもいかないしなあ。

三宮で下りて、阪急三宮下の繊維街で組み立て、歩行者を避けながら西へ。徐々に坂道を上りながら山手を目指します。けっこう坂道だけど軽く上ります。
諏訪山公園の前に到着、徒歩ならこのまま歩き出すけれど、自転車だと舗装道をずっと辿って登るから・・・GPS map21を取り出して眺めます。再度山への登り口は少し東に行った所のようです。もう繁華街を抜けているので、サドルの位置を上げます。六甲山に登るんだから一番こぎやすい高さまで上げないと。


諏訪山

ちょっと東へ行くとすぐ再度山ドライブウェイの入口です。ここがいきなり諏訪山への登り口なので、とつぜん急な登り坂が立ちはだかります。しかしこれは序の口、6速から8速でガンガン飛ばします。お、登れる登れる!BD-1は期待に応え、軽い力でぐんぐん上へ運んでくれます。
もっとも、長続きするはずもなく、間もなく4速3速とシフトダウンしていきます。

ずっと、登りなんだよな。

今日はでも、快調です。膝も痛まないし、呼吸が追いつかなくなることもありません。
それにしても狭い道です。自動車がくるとちょっと恐いかな。でも意外に車は少ないです。雨の日曜の午後だからかな。
2速に落とします。かなり登った気がするけれど、まだ10分くらい?諏訪山公園からの歩道の柵が見えます。最初の一登り。

建物が見えます。レストラン?
駐車場にBD-1を入れて、降ります。汗が顔を流れ落ちます。
シャツを脱いで、Tシャツ一枚になります。タオルを出して汗をぬぐいます。
GPSを見ると、今日の行程の最初の山を越しただけです。これから市章山、堂徳山を抜けて再度山の大竜寺まで登り上げないといけません。今日はその先の森林植物園まで走るのです。
輪行写真
シャツを鞄に収め、呼吸を整えて、すぐに出発です。
ここまでは一気に登りましたけれど、ここからは2速か3速で走ります。しかし登りはきつい。とうとう1速も使いながらゆっくりゆっくり登ります。
3速や4速だと、スピードがのるのでそれなりに楽できるのですが、1速だと慣性を味方にできないため、ただじぶんの力でひとこぎひとこぎ進んでいくしかありません。休めないのです。

見晴台のような場所をみつけて休憩します。出発から30分くらいでしょうか。自転車を降りると霧が流れているのが見えます。いえ、良く見ると自分の身体からでている湯気でした。うわあ。
休憩といっても座るわけでなく、自転車を降りて呼吸を整え汗を拭うだけです。呼吸が落ち着いたら出発です。

所々にハイキングコースとぶつかる地点などもあり、適宜自転車を止めて汗をぬぐい呼吸を整えます。汗が目に入るとあぶないので、タオルをステムにつけた鞄にはさみます。
小刻みに休憩しながら登ります。呼吸を整えるとしばらく3-4速で走り、やがて1速まで落として登っていきます。
ときどき、車が追い抜いていきます。通行量が少ないのはありがたいです。
背の低いスポーツカーが爆音をたてて追い抜いていきます。楽しそう。でもこっちも凄く楽しいんだよ、と心の中で思います。
ふと気付くと、木の香り、林の匂い。ああ、高度が上がったんだなあ。
登り坂はきびしい九十九折れを重ねています。休まずに、こいでいきます。
木の香りに気付くと、急に野鳥のさえずりにも気が付きます。

輪行写真
下り坂があります。一気に速度が上がり、矢のように抜けていきます。下りた分、また上るのは分かっていても、気持ちが良いです。風が身体中の汗を吹き飛ばします。
スピードがのったまままたのぼり坂、高いギアのまま進みます。


再度山大竜寺

そうして、いつのまのにか、大竜寺山門に到着してしまいました。そのまま通り過ぎそうになりましたが、山門に戻って休憩をとることにします。
輪行写真
再度公園はちょい先だけれど、良い休憩場所が見つかるかわかりません。
汗を拭いていると、大粒の雨が落ちてきました。山門の下に座って休むと、雨はすぐにあがりました。にわか雨というほどでもありませんでした。
今日の雨はもうやんだのかと思っていたのに。空の一角はまだ不気味に暗いままです。
まあ、ここまで登ればすぐ目の前が再度公園だし、そこから森林植物園までは登りといっても距離はたいしたことないだろうから、大丈夫でしょう。

大竜寺山門を出発です。すぐに再度公園と森林植物園の分岐に来ます。あれ、地図だと再度公園を抜けて森林植物園にでるように道が続いているはずなのに。
GPSで確認し、まずは再度公園を目指します。8速であまりきつくない登り坂を一気に抜けます。
分かりました。地図に乗っている道は一般車両進入禁止に変わっています。突破すれば行けそうですけれど、鎖がかけてあるので、戻って森林植物園への直通路を進みます。戻りの下り坂の勢いを殺さずに、森林植物園を目指します。

目的地は近いと思うと、上り坂も5速から8速で進みます。森林植物園の道路案内をみながら、うーん、これなら六甲山最高峰まで走るのも夢じゃないなあ、とうれしくなります。実際には六甲山上はアップダウンが相当激しいそうなので、また後日気力体力の充実した日に朝から挑戦することにします。


六甲森林植物園


輪行写真
アップダウンもなんなく過ぎて森林植物園に到着です。
結局山手から1時間で登って来られることが分かりました。
レモンゼリーを飲んでベンチに座って休憩します。4時半までしか開いていないので、あと30分のために中に入ることはしませんでした。

地図を眺めて、帰り道を考えます。来た道を戻るのが無難だけれど、せっかくだから他の道は?北鈴蘭台に出て輪行?いやそのままずっと名谷まで抜けてから下りるか?一番普通なのは鈴蘭台方向に出て有馬街道を神戸の街まで下るコースかな。国道だから、自転車でも走れるだろう。


有馬街道

そうして、有馬街道を下ることにしました。一気に北鈴蘭台方面へ下り坂を飛ばします。国道まで出たら、身体が冷えてきたので、シャツを鞄から出して羽織ります。

ここから国道を南下・・・ところが、トンネルが!対面通行で狭いので、トンネル内はとても狭い歩道にのります。怖い!歩道は所々に水抜きのためか斜めに溝を掘ってあり、これを通るのはかなりの衝撃、しかも真っ暗で自分のライト頼り、コケたらなぜか全車猛スピードで走っている車に頭から潰されます。下り坂なのでスピードがでるのでしょうけれど、どの車も恐ろしいスピードです。
仕方なく、溝のあるところでは自転車を降りて押して歩きます。途中に鉄板が敷いてあったりやホイールが転がっていたりするところでも下車して押して歩きます。

恐ろしいトンネルを抜けて、ちょっと進むと、側道があります。この時間自動車通行禁止で、路線バスくらいしか走らないようです、やった!この道は自転車と歩行者用で、バスだけ気を付けて走ればとても快適です。そうだよなあ、あんなひどい道を自転車でずっと進めないよなあ。トンネルに入る前も路肩がほとんどなくて側溝が口を開けていて、追い越し禁止で対向車線もどんどん車が来ていて自転車にはつらいものでした。
快適な側道が終わると、国道に戻りますが、歩道があるのでそちらを進みます。
そうして、平野の交差点まで下りきってしまいました。


平野の温泉

輪行写真 平野といえば、温泉があったはず。GPSで確認、たしかちょい西かな。
二軒あるうち、手前の天王温泉という銭湯は前に入ったから、もっと広くて良いという奥にある湊山温泉に入ろう。


輪行写真 中に入ると、たしかに銭湯にしてはとても広くて快適です。
気持ち良いー。
あれだけ登ったけれど、温泉のおかげか、痛みもなく、脚がつったりもせずに身体の調子は良好です。
すっかり落ち着いて、下着を着替えて出てきました。
キムチが食べたくなり、ラーメンたろうで夕食。
そのまま下って、元町から輪行してかえることにしました。


今日のルート

ハンディGPS「ポケナビ map21」の軌跡ログ(ポケナビEditer用 rt020519.pet rt020519.zip 2,731bytes)の表示です。(全体のMapion地図
距離は19.1kmでした。
輪行写真


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文市(あやち)=青野宣昭