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小さいPocketPC hp iPAQ h4150

無線LAN内蔵のh4150発売になりました。(2/5/2004)



完全分解と、分解せずにストラップ取付 (10/10/2004作成)
Decuma Japanese 2.0発売 (4/28/2004作成 5/3/2004更新)
BluetoothケータイA5504T (4/17/2004作成)
ケース (3/22/2004作成)
内蔵メモリ増設 (3/15/2004作成)
大容量SDカードSanDisk 1GB SD (3/13/2004作成)
h4150とCLIE PEG-TH55はどちらが買い!? (2/16/2004作成)
h4150にmicro keyboard (2/16/2004作成)
h4150新発売 - サクサク動く、ちっちゃなiPAQの完成形 (2/5/2004作成 5/3/2004更新)


完全分解と、分解せずにストラップ取付 (10/10/2004作成)

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部屋の整理をしていたらストラップがいくつも出てきました。ぼくは普段ストラップを一切使わないので沢山余っています。ふとiPAQ h4150に付けてみようと思いました。

ネジを少し緩めて巻き込むように付けるのでは不安なので、まずは1台を完全分解して構造を調べます。
液晶ユニットと筐体前面にはクッション用のゴムなどはありません。前面を下にして落下すると簡単に液晶が割れたのはこの辺りが弱いかなと思います。


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基板は電池を避けるようにコの字型です。びっしりと実装されています。一枚で完結していてシンプルです。


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アクションコントロールの下にスピーカーという構造は良く出来ています。

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h4150のボタンの硬いクリック感は白い部品で実現されています。

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ストラップ取付位置を検討します。一番妥当そうなのはここですけれど、すぐ横に基板固定用のネジがあり、このネジを外さないと付けられません。ワランティーシールを破って完全に分解しないといけなくなります。


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基板と筐体裏面の方ならいけるかもしれません。


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あるいは取り付け方を工夫するか。しかし分解せず隙間からこう通すのは難しそうです。


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イヤフォンジャック側に通すのなら、基板固定用ネジからは遠いです。逆に少しワランティーシールに近づいてしまい、シールを破らないなら隙間が開かないかもしれません。
完全分解して構造は分かりました。組み立てて、ワランティーシールを破らない前提で手順をためしてみることにします。


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実際やってみると、案のうち、基板と筐体裏面の間でネジの周りに通すしかなさそうです。

筐体上部の2本のトルクスネジを外します。筐体下部の2本と、はがすと保証が無効になるシールの下のトルクスネジはそのままさわらずに、筐体上部に隙間をあけ、ネジ穴を囲むようにストラップを通します。ネジ2本を元通り締めれば完成です。


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完成、強度の面では問題なさそうです。


Decuma Japanese 2.0発売 (5/3/2004更新)

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待望のDecuma Japanese 2.0が単体発売になりました。スターターパック収録バージョンはh4150では使えなかったので、初めてh4150で使えるバージョンの登場です。

NORIさんによりますと、スターター・パック Vol.2収録のDecuma Japaneseはh4150に対応しているそうです。対応機種にh4150が明記されています。また、Decuma Japanese 2.0単体より安価でお買い得だそうです。NORIさん、ありがとうございます。(5/3/2004)



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@irBITWAYで購入できます。インストールするh4150の所有者情報を、支払いの際、入力する必要があるようです。airBITWAYの支払い画面に説明が見当たらず、困惑しました。


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購入しても、インストールするのは試用版です。購入するとメールですぐ届く登録キーを入力すれば試用版が製品版になります。試用版は購入カートに行かなくても、airbitwayからダウンロード可能です。30日間試用できるようです。
Decuma Japaneseは、ぼくは最も使いやすいSIPだと思っています。スケジュールの定型入力なら他の選択肢もありえますけれど、文章を書くならこれしかないと思っています。


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マイシンボル登録もできます。長い文章も登録できるので、意外に便利です。


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グラフィティーっぽく、右から左へのジェスチャーで消すこともできます。


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複数文字を一気に消すこともできます。SIPに文字がないところで右から左へのジェスチャーをすると、バックスペース1文字として動作します。便利です。
Decumaサポートページに詳しいです。


BluetoothケータイA5504T (4/17/2004作成)

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auのBluetoothケータイ、A5504Tが発売になりました。


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右上にBluetoothボタンがあります。これを押すとBluetoothメニューが表示されます。


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最初に一度だけ登録作業をします。h4150とA5504Tを近づけて検索し、A5504Tに数字4桁のパスコードを入れ、同じパスコードをh4150に入れれば、登録されます。
登録作業の具体的な方法は、モバチキさんの所に詳しいです。


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あとは、Bluetoothボタンを押して、「4.ダイヤルアップ接続」を選べば、A5504TはiPAQ h4150からのダイヤルアップを待ち受ける状態になります。この状態では音声通話の受信もできますし、音声通話が終わったら再度ダイヤルアップ待受け状態になります。


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h4150で画面右下からBluetoothマネジャを出して、アイコンタップします。


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登録しておいたダイヤルアップ接続先プロバイダを選んでタップします。

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A5504TがダイヤルアップしてISPに接続します。


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アイコンが緑になり、無事接続できました。


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接続状態は画面上部バーの接続アイコンタップでも確認できます。
ダイヤルアップ接続するときも、一々Bluetoothマネージャを出さずに、画面上部バーのアイコンタップから選んで使うことができます。


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Bluetoothマネージャの「アクティブな接続」タブからは詳細が確認できます。


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早速使ってみます。2++での巡回も好調です。速度に関しては快適で、Ait-H"に戻れなくなります。


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Bluetoothボタンを押して、「4.ダイヤルアップ接続」を選べば、A5504Tを閉じた状態でも、Bluetooth経由ダイヤルアップ待ち状態になっています。
ところが、これだけだと、3分経つとダイヤルアップ指示待ちが解除されてしまいます。h4150からBluetooth経由でダイヤルアップするとエラーになり、A5504Tが応答していないことが分かります。

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鞄の中にA5504Tを閉じたまま放り込んで、いつでも好きなときにh4150からダイヤルアップするような使い方をするには、A5504TのBluetoothボタンを長押しします。A5504Tの画面上部にBluetoothマークが出た状態になります。


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この状態なら、いつでもダイヤルアップが可能です。背面液晶の右上にもBluetoothマークが出ています。

この状態で、12時間経っても電池は一目盛も減っていません。実用的な電池の保ちのようです。(4/18/2004)


A5504T自体をPDA的に使おうとすると、PCとスケジュールや電話帳のシンクロはできない、画像もアドレス登録情報もA5504Tから送信はできても受信ができないなど、欠点があるように見えますけれど、iPAQ h4150と組み合わせて使うには、大変便利です。
iPAQ h4150の方が断然画面が大きく、ぼくの求める様々な用途には快適に使えます。メインはあくまでiPAQ h4150でA5504Tは通信用装置と捉えると、A5504Tはかなり良いと思えます。
何よりAir-H"128kで最も環境が良くて速い状態と比べても、はるかに快適な速度で通信できます。
ぼくの使い方では、通常は無線LANで、無線LAN環境がない場合にのみBluetoothを利用すれば、パケット代も現実的な範囲に収まりそうで、Air-H"+iMODEよりも安価に済みそうです。
auケータイA5504T、iPAQ h4150の相棒として満足できる一品です。


ケース (3/22/2004作成)

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h1920はワイシャツの胸ポケットに入れて使っていました。CLIE PEG-TH55はこれが無理で、背広の内ポケットでないと重すぎます。h4150が戻ってきたので、ワイシャツの胸ポケットに入れて使っています。メイン小箱としてのPEG-TH55とは短い付き合いに終わりました。これはこれで面白いマシンですし、今時のCLIEはかつてのPalmの常識とは異なっていて、別の世界を拓いているので、ぼくのメイン用途とはちょっとずれている部分もありますけれど、折に触れて楽しめそうです。今後ははサブマシン扱いでのんびりいじろうかと思っています。
h4150の小ささ軽さと強力さは、使ってしまうとPEG-TH55のかなうところではありません。
PEG-TH55は185g、h1920/h1937は124g、h4150は132gです。h1920だと、ワイシャツの胸ポケットに入れて丸一日入れっぱなしにすることもありました。忘れるくらいの軽さです。h4150だと、机につくとワイシャツの胸ポケットから必ず出すようになりました。微妙な差です。

マイタックのDigiwalker Mio 336がPDA工房で発売日未定で予約受付中です。118gと軽いのが目に付きます。ヘッドホンジャックの径が2.5mmタイプなのが残念です。h4150から乗り換えるには機能面が弱いです。

h4150は、そういうわけで、h1920のように裸ではなく、ケースに入れたりもするようになりました。最も使用頻度の高い小箱だったh1920は裏蓋傷だらけになっていますが、裸でも壊れたりしていないところが良いです。

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SL-A300用に東急ハンズで買った帆布のケースがあります。たぶんタバコ入れだと思います。

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それなりに厚みがあります。フリップを開くと、上端が飛び出る高さなので、取り出しやすいです。液晶の保護の面で小さいiPAQを入れるにはちょっと弱いです。SL-A300は液晶保護板が付いているのでこれでも良かったのですけれど。

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ベルト通しがしっかりしていて、ストラップ用のリングも付いているのが良い点です。夏になったら使うのも良いかもしれません。

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こちらはデジカメ用のケースです。h4150には大きすぎる感じです。

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h4150だけだとすっぽり入ってしまいます。ヘッドフォンとSDカードリーダと一緒に放り込んで使っています。

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柔らかくて破れにくい素材なので割りと安心感があります。

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ベルト通しの位置が低すぎて、ベルトに装着するには使いにくいです。


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こちらは、HP Directplusでh1937と同時購入した専用ケースです。皮製ですが、デザインが好みです。

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専用品だけあって、h4150でもぴったりです。

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液晶ガラス保護も万全です。とてもコンパクトですが、裸より厚みがつくため、ワイシャツのポケットには入らなくなります。

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裏側はさっぱりしています。


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コンパクトでぴったりの大きさというと、Logitechのマウス「Cordless Optical Mouse for Notebooks」に付属のケースがあります。

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驚くほどぴったりです。

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素材はデジカメ用ケースDigio同様柔らかいものです。

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裏面もシンプルです。


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h4150標準添付品の簡易ケースです。

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非常に薄いです。しかも液晶をきっちりカバーしてくれます。なかなか秀逸です。
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裏面もさっぱりしています。このケースは実はTH55で愛用していました。h4150でも一番良く使っています。


内蔵メモリ増設 (3/15/2004作成)

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TH55に浮気して、h4150はどうしていたかと言うと、遠く海の向こうに旅立っていました。そしてpocketgamesさんから、ようやく戻ってきました。


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佐川急便で届いたのでちょっと心配でしたけれど、梱包はしっかりしているようです。これなら安心でしょう。国内は佐川でも、海外との往復はDHLとのことで、安心です。


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早速メモリを見てみると、T2T Diskというのが出来ています。63.48MBと表示されています。PPC Techs, Inc.の「HP iPAQ 41XX/43XX Series 64MB to 128MB Internal RAM Upgrade」改造サービスの結果です。
pocketgamesさんで受付サービスをしてくれています。日本語の通じる相手に手配を依頼できるのは助かります。輸出入貿易代行業務経験のある身としては、やってくれる人がいるなら頼んでしまうのが楽だと思ってしまいます。
pocketgamesさんにオーダーして、h4150を送ってから、土日含めてきっかり二週間で戻ってきました。


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ツールでメモリチェックをしてみると、正常に終わりました。


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ファイルエクスプローラで見ると、「T2T Disk」という名のストレージが増えています。


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SanDisk 1GB SDメモリカードも挿せば、最強気分です。


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亀亀で増設したメモリを、ドライバで高速ストレージディスクとして利用できるようにしてあります。実行用メモリとしては利用できません。(この辺りはカーネルソースが公開されていてメモリ増設しても自力対応可能なLinux Zaurusにはかないません)
もっとも、ソフトのインストール先として利用すれば、その分実行用メモリは大きく空けられます。


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CabファイルをiPAQで直接実行してインストールする際、標準の内蔵メモリが使われてしまうのを避けるには、CabInstlを利用して、T2T Diskにインストール先を変更指定します。


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T2T Diskのフォーマット等を行えるユーティリティソフトはフロッピーで付属しています。pocketgamesさんで動作確認してあるため、すでにインストール済みでした。


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ユーティリティソフトでは、IEのテンポラリファイルをT2T Disk上にとるようにも設定できるようです。


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設定成功のメッセージが出て、実際T2T Diskが使われているようです。


あんまり意味がないかな、とも思えたメモリ増設改造ですけれど、ソフトのインストールに内蔵T2T Diskを使えるのはなかなか便利です。SDにインストールすると、SDの抜き差しに気を使う必要もでてくるので、ずぼらなぼくには結構快適で良い感じです。
見た目筐体に傷もついていませんし、増設改造したメモリは、今のところトラブルもなく利用できています。万人におすすめではありませんけれど、これはこれでいいものです。


大容量SDカードSanDisk 1GB SD (3/13/2004作成)



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SanDiskの1GB SDメモリカードが、ようやく店頭販売で入手できました。
GREEN HOUSEの1GB SDは価格.comで見ても8万円以上するのに、51,800円で売っていました。


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よっぽどGREEN HOUSEのを買おうかと思っていたのですが、踏みとどまっていてラッキーでした。


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SL-C760でも認識して読み書きできます。当たり前ですけれど。


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SL-C760で使うのが目的ではありません。小さなiPAQ用に買ったものです。


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h1920に挿してみました。もちろん正常に認識して使えました。読み書き、ソフト起動など、一通り動かしてみます。
1GBはさすがに大容量です。512MBのSDの中身を丸々コピーしても、まだ半分空いています。


h4150とCLIE PEG-TH55はどちらが買い!? (2/16/2004作成)



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h4150のライバル、CLIE PEG-TH55を手にしました。
CLIEといえばクリクラさんがありますし、クリクラさんのBBSで様々な情報交換がされていますので、そちらをどうぞ。

ここでは、h4150との比較に絞って、少しだけ。

まず、TH55は大きく、厚く、重いです。h4150と比べるのはちょっと的外れかもしれません。


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上から見て比べれば、一目瞭然、TH55とh4150では親子ほどの差があります。


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外見と、筐体の扱いやすさもそうですけれど、CLIEはかつてのシンプルなPalmとは別物で、複雑で、直感的に理解できにくい操作系の小箱です。SONY拡張環境と、土台のPalmの環境を共に理解して使いこなすのは、DOS上に構築したWindows3.1を使いこなそうとするようなものです。

h4150のシンプルで強力、統一された操作性はWindows3.1に対するMacOSを思わせます。


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機能面でも、画面の明るさ、無線LANの安定性の高さ、統合されロバストなネットワーク接続性、トゥルータイプフォントによるポイント数自在な文字表示、高機能なソフトの豊富さ、スピーカーの明瞭さ、BlueTooth内蔵による無線LANのない場所での自在な通信等々、全ての点でh4150はCLIE PEG-TH55を圧倒しています。

ぼくが最も重視する画面の視認性については、h4150でバックライトを中間にしていても、CLIE PEG-TH55で輝度最大にしたよりも明るく、室内で見やすいです。屋外の直射日光下で比較しても、なぜかTH55の方が見にくいです。

また、CLIEは解像度は高いものの、ほとんどのソフトでフォントの大きさ指定が非常に限定され、好みの大きさにすることができません。

無線LANはh4150でアクセスポイントを二つ見つけて接続することができた同じ場所で、PEG-TH55はアクセスポイントを一つも見つけることができませんでした。設定の省電力にチェックをつけていると、NetFrontでWEB閲覧中に数十秒固まるなど不安定な現象が起きます。
CLIE TH55では基本がシングルタスクなため、タスクスイッチで一々無線LANの接続が途切れたりします。BlueToothに至っては搭載すらしていません。
無線LANが内蔵なのに、Windowsの共有フォルダにアクセスするという最低限の機能すら持っていません。
ネットワーク周りでは比較にもならないほど差があるように感じます。

iPaq h4150と、CLIE PEG-TH55のどちらにするか、もし迷っている方がいたら、h4150の方が全ての点で優っていると言いたいです。

しかし、TH55が駄目、というわけではありません。NR70のような欠陥小箱ではありません。
CLIE TH55は、ぼくにとっては、合格点の小箱です。自信をもってどなたにもおすすめできます。たまたま同時期に発売されたh4150の方が多くの点で優れているだけです。

そういう意味で、PalmOS CLIE拡張と、PocketPC2003の、どちらか好きな方で選べば良いと思います。全くの初心者ならh4150ですが、PalmやCLIEの使い勝手に慣れているならTH55はとても良い選択だと思います。

ちなみに、ぼくは、現在h4150でなく、TH55を持ち歩いています。AeroPlayerでOgg Vorbisの再生もできているので、ご機嫌です。
・・・わ~~~!石投げないで~~(笑)


h4150にmicro keyboard (2/16/2004作成)



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h2210でも評判の米hp純正micro keyboardを購入しました。
詳しくはモバチキさんのぷろじぇくとポケピに既にレポートがありますので、そちらをどうぞ。


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キータッチは評判通り素晴らしいです。機能キーも豊富です。ホットキーで起動するソフトがボタンのカスタマイズと食い違う件は、UK-taniyama's cocologさんで詳しい情報が掲載されています。
h2210と異なりh4150だと分厚く感じますが、全体にコンパクトなので、持ち運び等、気になりません。本格的にテキストを打とうとすると、キーのとりこぼしが気になります。h4150はやっぱりビューアとして使うのが良いと思います。


h4150新発売 - サクサク動く、ちっちゃなiPAQの完成形 (2/5/2004作成)



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h4150が届きました。
詳しくはGEOMETRIC SPACEWindowsCE FANからレビューがでることと思いますが、ぼくの用途で興味のある部分について書いておきます。

h4150については、モバチキさんのぷろじぇくとポケピが色々詳しいです。(2/8/2004)


まずは、画面ですが、例のクリーム色というか、色の再現性を良好にするには上下視野角の異常に狭い液晶です。h1920やh2210とは大違いです。ぼくはこれが原因でh1937を手放してしまいました。(今はべあさんの所で活躍中らしいです)
h1937より改善されているとの声もありますが、ほとんど一緒で、h2210やh1920のようではありません。h1937のときはショックでしたけれど、今回はあきらめがついてきた感じです。
(念のため、この件は、こだわりのない方には、どうでもよい話です)

さて、最初に試してみたのは、一緒に注文した、iPAQ Pocket PC スターターパックです。お目当ては「Decuma Japanese」です。PocketPC2003になって十分実用的になった手書き認識ですけれど、Decuma Japaneseの楽しい対話式は欲しいものです。


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Cabファイルからインストールは可能でした。ところが、SIPの一覧からDecuma Japaneseを選ぶと、
「この製品は、ご使用中の機種には対応していません。」
とのことで、いきなり敗北しました。
Decuma Japaneseの入力パネル表示までいかずに終わってしまいます。

そのままでは、使えないようです。(恐らく、スターターパックのDecuma Japaneseのchygglo2j.dllにはh4150の判定が入っていないのでしょう。早くh4150対応版を出して欲しいものです)

NORIさんによりますと、スターター・パック Vol.2収録のDecuma Japaneseはh4150に対応しているそうです。対応機種にh4150が明記されています。また、Decuma Japanese 2.0単体より安価でお買い得だそうです。NORIさん、ありがとうございます。(5/3/2004)




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JRトラベルナビゲータ(去年の10月版)やデイリーコンサイス(簡易辞書)は普通に使えるようで、一安心です。


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バックアップソフトは、添付CD-ROMに収録されています。インストールした後、
C:\Program Files\Microsoft ActiveSync\iPAQ Backup
というフォルダーのiPAQ_Backup.CABを、SDにコピーしておきました。

バックアップソフト「iPAQ Backup」オプションの「バックアップ・オプション」設定で、「自己復元するバックアップファイルを作成」にチェックをつけておけば、バックアップ毎に一々.pbfから.exeに選択しなくても実行形式でバックアップファイルを作成できるので、いざというときバックアップファイルが.pbf形式であわてずにすむかもしれません。(2/8/2004)


USBをつなぐ前にActiveSyncをインストールするよう、うるさいくらいに注意書きがありますので、ActiveSync3.7はインストールしました。
Outlook2002はインストールしていません。Outolook2000のままで使っています。問題なく同期しています。


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無線LANはあっさりつながって、Web閲覧できました。これは快適です。
今日試した範囲では、感度も良く、接続も早いです。不満ありません。


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愛用のh1920と電池は似た形ですが、容量が増え、厚みが増しています。h4150の電池をh1920に入れたら電池蓋が完全に閉まらず、使うには苦しいです。電源は入るのでセロテープで蓋を押さえれば使えるでしょうけれど、そこまですることもありません。
h1920の電池をh4150に入れると、満充電してあっても0%としか認識しません。使えることは使えても、せいぜい緊急避難程度でしょうか。互換性はない、と言ったほうが良さそうです。


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クレードルは大振りで、好みではありません。予備バッテリーを同時に充電できるのは優れています。大容量バッテリー装着時もそのまま乗せられるよう工夫されています。ただ、ひどく差しにくいです。


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差しにくいコネクタは、h1920/1937と共通です。アダプタが標準添付なのも同様です。今までの電源関係オプションが使えそうです。
なお、h4150添付のACアダプタは5V 2000mAと強力です。

コネクタは同じですが、裏表が逆になっています。このため、h4150のクレードルにh1920はささりません。(2/8/2004)



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ヘッドホンジャックが、一般的な径のものに変更されているのがとてもとてもうれしいです。これだけでも、ぼくにとっては価値があります。


h1937より縦横高さが1mmほど大きいです。h1920愛用者としては、わずかに厚いのがすぐわかります。h1920を長時間使っていると、筐体の縁があたる指の腹に感触が残るのですけれど、h4150だとやさしい感触で、丸みを帯びたように感じます。h2210のように太いのではなく、あくまでh1920を使い慣れているとそう感じるということです。シャツの胸ポケットに違和感なく収まる美点はそのままです。

だいじな方向キー等のクリック感については、しっかりしたクリック感があって良好です。h2210みたいなことはありません。しかもh1920みたいに硬すぎることもなく、大変良いです。

全体に、h1920/h1937の延長線上にある機種という感じで、機能面でも完璧に近いような感触です。
ぼくにはh1920でも十分速かったのですけれど、h1920/h1937とは別物のようにサクサク動きます。体感ではとても早く感じます。
たとえば、PocketExcelの起動なども瞬時で、SL-C760のHancomSheetあたりの遅さ不快さとは桁違いの速さ心地よさです。

体感の操作感の話でなく、ベンチマークについては、GreenSoftwareさんのdiaryに詳しいです。(2/8/2004)


個人的に、適正な色を保つ視野角が狭い液晶が唯一の欠点で、ビューアとしてはパーフェクトな小箱という印象です。(もちろん、用途によっては視野角も全く気にならないことでしょう)
iPAQ h4150とPEG-TH55のどちらが良いか、というのは難しいかもしれませんが、とりあえずTH55は未発売ですから、現時点でh4150は他に対抗馬のないビューア小箱の横綱といったところだと思います。

イチキュッパのような派手なインパクトはありませんけれど、安心してすすめられる小箱です。気になっているけどまだ手を出していない方には、「買い」です。


文市の小箱茶室ケーキ小箱-iPAQ-[h4150]/ LX紅茶読書自転車好み他伝言板リンク

文市(あやち)=青野宣昭