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人形の部屋

ジェニーフレンド ナオミを正座させよう


人形者の感染経路

たんぐたんぐ郎という壊れた友人がいます。
新婚の彼の嫁さんもやはり壊れていて・・・人形方面になのですけれど・・・たんぐさんもその影響を受けて最近は「高岡基文様の『小瑠璃』ちゃんちょ〜らぶり〜もえもえ〜!」などと、理解不能の言葉を叫ぶようになってしまっています。
まあ、毎日家に帰ると約300体の人形が出迎える暮らしをしているとそうなってしまうのかもしれません。
・・・彼の場合はもともと壊れているし。

と、他人事のように考えていたのですけれど、たんぐさんに秋葉原のヴォークスに連れて行かれ、ジェニーフレンドナオミちゃんの前で、(これ、可愛いじゃない)とつぶやいているのを聞かれたのが不味かったようです。
その次のオフのチャリティーオークション(100円からの全額寄付、FHPPC新年会オフのイベントだった)でこともあろうにたんぐさんはそのナオミちゃんを出品してきたのです。
当然、ぼくのところにお迎えすることになったわけです。(汗)


ジェニーフレンドナオミちゃん

このお人形さんは、株式会社タカラの「ジェニーフレンド ナオミ」の一種で、「桂由美プロデュース きもの」と箱に書かれていました。
たんぐさんは、狐のような狡賢さで、これにスーパーダイナマイトアクションボディの素体と、着せ替えできるように服一式もつけてくれました。
・・・まるで、「ほらほらハマりなさい」とでも言っているかのように。

フィギュアという趣味の世界があって、アニメーション番組やゲームのキャラクターを模して作られている、ということは聞いたことがありましたし、実際一昨年だったかのワンダーフェスティバルは行ってみたことがあります。
でも、2次元の絵と立体化したフィギュアではだいぶ印象が違いますし、この世界を楽しむにはモデラーとなって自分で作らなければあまり楽しめないだろう、と思って不器用なぼくはあきらめていました。
また、静的に1シーンを切り取った世界、というのも、なにかそれ以上の広がりを考えられずに、入っていけない側面でした。

フィギュアな世界と異なり、ドールな世界は、人形を自作しなくても楽しみが色々あります。

ぼくがなにより気に入ったのは、顔ひとつとっても可愛い点です。
どうもアニメ絵が苦手なもので、そちらの世界にはいまひとつ入って行けなかったのですけれど、さすがに伝統のある分野だけあって、とてもよくできています。
とくにジェニーちゃんのおともだちのシリーズは、「大きいお友達」がはまりやすい罠ともなっているようです。


ジェニーのポーズの限界、スーパーアクションボディーのポーズの限界

ところが、意気揚々と遊び始めようとした矢先に、壁にぶつかってしまいました。
箱には立ち姿で入っていたので、まずは座らせようとしたのです。
ところが、
ジェニーフレンドナオミ

ちゃんと正座ができないのです!

足を強引につぶしてまげてもこれが限界でした。

そこで早速スーパーダイナマイトアクションボディーに首をすげかえて、試してみましたが、残念ながら状況は改善されませんでした。

実は、このボディーでも正座のポーズには対応していないようなのです。
ああ、残念・・・。


スーパーアクションボディーの改造、膝の二重関節化

というわけで、とりあえずバラして改造です。

膝の関節の構造
膝の関節


この状態から、固定している下半分(印をつけたところ)を切り落として、可動とします。
膝関節の改造
膝の関節


これによって、従来の膝関節の下にもうひとつ可動部分ができ、いわゆる膝の二重関節化ができるわけです。

理屈は簡単なのですが、不器用なぼくは作業中にカッターで自分の指をちょっと切ってしまいました。
まあ、お人形に血はつけていないのでよしとしておきましょう。


二重関節化の効果

改造前は到底正座ができる状態ではなかったのですけれど、改造によって無事正座ができるようになりました。
改造前改造前 改造後改造後

見栄えはあまりよくないのですけれど、膝は着物で隠れますから、気にしないことにします。


正座のナオミちゃん

ということで、ようやく座ってもらえました。
このとおり。
ナオミちゃん


ポーズも自由度が高いです。
ナオミちゃん


いかがでしょうか。
ナオミちゃん


それではごきげんよう。
ナオミちゃん


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文市(あやち)=青野宣昭