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トレーラー淡路

輪行写真

電車と船で輪行して淡路島に渡ります。


梅雨の合間の夏空

輪行写真
梅雨で曇時々雨の日が続きます。今日も朝まで雨の予報でした。少し遅めに起きるともうすっかり雨はやんで晴れそうです。自転車で出ることにします。トレーラーです。昨日まではせいぜい近所を走るくらいかと思っていたものの、せっかくなので輪行で海でも行こうということになります。
前回は甲南山手の駅から乗りましたけれど、今回は住吉駅を試してみることにします。エレベータの前の場所で折りたたみ、改札を通ってエレベータでホームには下りられるはずです。
横移動は甲南山手の方が短いですけれど、今回はコープリビングに行ったときについでに調達したキャリーカートがあります。
実際試すと、自転車とトレーラーの両方は乗りませんでしたけれど、片方だけなら乗ります。BIKE FRIDAYを1台キャリーカートに乗せ、重量がそれより少し軽いトレーラーを担ぐことにします。これで構内やホームの移動が格段に楽になりました。キャリーカート自体は走るときには折りたたんでトレーラーの後ろの荷物入れに放り込んでおけばよいので、トレーラーさえ組み立てたら気にする必要はなくなります。
住吉の改札は狭いので、改札を抜けるときは、3歳児を先に歩かせPiTaPaでタッチ、ゲートが開いている間に、三歳児、キャリーカートに乗せたBIKE FRIDAYを左手で持ち上げて横向きに通過、トレーラーを右肩に担いで無事通り抜けました。
3歳になって、聞き分けるようになってきたので、手をつながなくても改札を通れるのがとて助かります。1歳児の方はおんぶしないといけないので、嫁さんはBIKE FRIDAYをかつぎ、1歳児をおんぶして、メッセンジャーバッグをかけて、手荷物(幼児の帽子だったりおみやげの袋だったり)を持って改札を通るという感じになります。
大人二人が、幼児二人と自転車二台とトレーラー一台と鞄を持って輪行しようとするのはなかなか大変ですけれど、不可能ではありません。
エレベーターと広い改札があり電車が空いていれば、ちっとも大変ではなくなるのですけれど。


明石駅

輪行写真
JRは今回もたまたま事故で遅れています。新快速は先に行ってしまったようで、西明石まで普通列車が先に着くとのアナウンスが入ります。山陽電車への振替輸送も案内されています。普通列車に座って一本で行けるのは助かります。キャリーカートは楽ですけれど、車両とホームの間は持ち上げる必要がありますから、乗り換えしなくて済むのは助かります。
その分、明石駅に着くともう13時近いです。昼食を食べることにします。明石焼きの店に入り、玉子焼きとねぎ焼きぶた焼きを頼みます。幼児二人は玉子焼きはあまり食べませんでした。お好み焼きは好物なので普通に食べてくれて助かります。
明石駅の外に出て、自転車とトレーラーを組み立てます。たこフェリーはなくなってしまい、再開の目途はたっていません。明石海峡大橋を歩行者自転車が通れる目途も全くたっていません。
自転車で淡路島に渡るには、ジェノバラインを利用するしか方法がありません。高速バスは原則自転車持ち込み禁止ですし(手荷物として抱えていれば運転手が見逃してくれることも多いですけれど)、タクシーに自転車二台とトレーラーは積めないでしょう。
ジェノバラインの乗り場までわずかな距離を走ります。たこフェリーより近いです。


高速船で輪行



輪行写真
ジェノバラインに乗れる港に着きます。ちょうど船が出るところですけれど、トレーラーを折りたたみます。次の船は40分後です。自転車は折り畳まずに乗れます。と言うか、折り畳んでもそのままでも自転車は200円かかります。


輪行写真
自転車なら、出航10分前に前に出てくるよう案内されます。それでもまだ20分ほどあります。港の前にある「くるみや」を覗いてみることにします。三歳児とくるみやにいくとケーキだけでなく、アイスがあるようです。お店に入って物色、ソフトクリームを頼みます。
港のベンチでソフトクリームをなめているうち、出航10分前になりました。左側の通路を入っていくと、桟橋の一番先まで進むよう案内されます。


ジェノバライン

輪行写真
ゴミの浮いた海と思っていましたけれど、桟橋から覗き込むと、小さな魚が沢山泳いでいます。クラゲがいます。ミズクラゲだけでなく、アカクラゲのようなのがすいすい泳いでいます。おもしろーい。


輪行写真
しばし桟橋で過ごすうち、船が入ってきます。

輪行写真
乗客とは別に、デッキ用の通路を開けてもらい、自転車はそちらへと通ります。数台自転車が下りてから乗船します。三歳児が乗るのはジェノバラインの人が手助けしてくれました。


輪行写真
ジェノバラインはたこフェリーの半分の時間で明石から岩屋まで渡ります。13分です。あっという間に明石海峡大橋をくぐります。


淡路島

輪行写真
三歳児はジェノバラインの人に抱っこして下ろしてもらい、無事淡路島到着です。
もう午後3時近いので、帰りの自転車が何台か待っていました。こちらは出遅れてこれからスタートです。


輪行写真
自販機で水分を調達してトレーラーの荷物室に放り込み、出発です。
ところが強い向かい風です。真正面からの向かい風で、トレーラーをひくのが厳しいです。途中トレーラーひきの担当を交代して走り、なんとか東浦にたどり着きます。


東浦

輪行写真
浦の海岸まで出ます。海!砂浜!夏だ!
海開きはまだでしょうけれど、強い風があるので、ウインドサーフィンがたくさん走り回っています。ワンコを泳がせている人や、早くも海に入っている人もいます。
幼児二人はトレーラーで走っているうちに、すっかりお昼寝に入ってしまいました。大人二人で海辺で遊びます。
海はいいなー。来てよかったです。


輪行写真
だいぶ経ってから三歳児が目覚めます。波打ち際に一度行ったものの、大きな波を怖がって戻ってきます。砂遊びはしたがるのでしばし砂と戯れます。やがて一歳児も起きました。


野島側へ

輪行写真
ようやく海岸を後にします。もう17時近いです。Uターンもつまらないので、尾根を越えて反対側の海岸を目指すことにします。東浦からまっすぐ島の内側へ走ります。
高速の入口を過ぎると車が少なくて走りやすい道になります。トレーラーをひいて、徐々に上りになる道を走って行きます。高速道路をくぐると、淡路尾根道コースの景色になります。もう少しで通ったことのある道に出るところのきつい坂の途中で一時停車して休憩を入れます。
坂を登って登って、尾根に出ました。交差点で、いつもの海へのダウンヒルコース(焼きアナゴの前を通るコース)にするから、最短で野島に下りる道か検討して、最短コースにしてみます。
このコースが気持ち良い下りです。最高!と叫びながら走って行きます。
あっという間に野島側に下り切ります。
淡路びわの農園が並んでいます。(清)びわ直売所の前を通ると「びわ食べていき」と声をかけられて駐車します。
痛んで売り物にならないびわをごちそうになります。三歳児がいつものモライモンオーラを発揮して、たくさん食べます。
おみやげにびわを購入。袋なら500円というので、一袋買います。箱だと2400円などの表記が見えました。自宅用なので袋で頼むと、ついでに傷んだびわも入れていきと、何個も袋にサービスしてくれました。大量のびわをゲットしました。トレーラーの荷物室に入れて、再出発します。


サンセットロード

輪行写真
そしていつものサンセットロードを淡々と走って岩屋を目指します。行きは無化風だった分、帰りは追い風で快調です。尾根を越えた分、脚は疲れていますけれど、びわを何個も食べたので、水分と甘みは補給されて気持ちよく走ります。
明石海峡大橋が見えてきました。岩屋です。明石海峡大橋をくぐって道の駅を過ぎると、淡路島の北端を越えて南方向へと向かうことになります。風が向かい風になります。岩屋の町中を通るのがこんなにきついのは久しぶりです。向かい風でへろへろになってジェノバラインの港に到着です。


明石へ

輪行写真
岩屋に着いて、動けないのでしばし休憩です。出航時間だけど1便見送り、次が小型船なので次の次の船に乗ることにします。水分補給して座って休憩。お手洗いに行き、顔を洗います。潮か汗か、顔がしょっぱいです。
売店を覗いて、たまねぎなど調達します。
40分後の船で明石へ。三歳児はジェノバラインの人に抱っこしてもらい、デッキに自転車と折り畳んだトレーラーを固定します。


輪行写真
親切なジェノバラインの人に三歳児を抱っこしてもらったり、自転車を押してもらったりして下船します。
今回トレーラーと自転車で、幼児二人を連れて乗ったジェノバラインですけれど、自転車は折り畳まなくても乗れるし、なかなか快適でした。
三歳児も船に乗りたがっていたので丁度よかったです。
なにより、幼児二人連れでも、自転車で問題なく淡路島を走れることが分かりました。ただ出発が午後だったので、夜になってしまいました。明石で夕食にします。


今日のルート

距離は27.25km、移動時間1h30m、最大速度51.33km/h、移動平均速度は18.11km/h、全体平均速度8.61km/h、獲得高度416mでした。

より大きな地図で 淡路トレーラー2011-06-25 14:50 を表示
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文市(あやち)=青野宣昭