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自転車通勤六甲山



輪行写真


土曜出勤

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今日は土曜日出勤。せっかくなので自転車通勤としゃれこむことにします。というより週末なのに自転車乗れないのは辛すぎだから。 西宮市の東端から三宮まで20kmを国道2号線などを通って一時間弱です。午前中で仕事が終わったので、帰りは排気ガスの多い2号線を嫌って、六甲山上の緑の中を走って帰ることにします。
BD-1Cのフロントギアカバーは、購入店のサンワに言ったらすぐに取り寄せてくれて、翌々日には入荷連絡がありました。とりつけの際に、一通り見てもらって甘かったブレーキを調整してくれました。
このカバーは標準のBD-1用のスケルトンのものです。BD-1Cは元々黒だったので、違和感があります。
仕事があがって昼飯は上海街角料理店山ちゃんでラーメン定食を食べ、三宮の街中を抜けて山手まで進みます。


足をつかずに挑戦

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山手の諏訪山入り口を見つけ、休まずそのまま急坂に突入します。いつも途中で休むのですが、今日は朝ウォーミングアップ済みだったためか、休憩地点でも立ち止まらずゆっくりとマイペースでこぎつづけることができます。よし、このまま行けるところまで走ってやろう。きつい斜度の坂では、わざと速度を6km/h程度まで落とします。息が切れてしまわないように予防です。
再度山、森林植物園と順調に六甲山上まで登り上げました。
キツイ勾配は終わりましたが、こここらもアップダウンを繰り返しながら登っていきます。GPSを見ると意外に距離があります。くぅ、きついかも。
車が増えてきました。爆音をたててあぶなっかしいライン取りで抜かしていきます。怖いなあ。ひとの通勤経路でそんな走りされると迷惑だぜ!などと勝手なことを考えながら上っていきます。
六甲山牧場を通り、表六甲道路との合流点を過ぎ、ケーブルの駅あたりまで来るとさすがに脚が売り切れてしまい、いつ止まってもおかしくないへろへろ走行になります。
六甲山はバイクが多いですが、自転車ともすれ違います。苦しい坂を登っていると、「BD-1で上ってきてる」と声がします。上から3人ほどのロード、MTBの混成グループが下りてきていました。「こんにちはー」と手を上げて挨拶します。こちらがよほどへろへろなのが見て取れたのか、「がんばって!もう少し!」と先頭をひいていたロードのお兄さんに励まされます。
励まされて気力が沸いてきました。ずっと1速だったギアを3つ4つ上げてくるくるこいでいきます。ああ、風だ。風が気持ちよい・・・。
そうして、とうとう一軒茶屋が見えてきました。
一軒茶屋でも立ち止まらず、心臓破りの坂に入って六甲山最高峰の三角点のある場所を目指します。三角点の所には、以前は米軍のアンテナが、今は自衛隊のパラボラアンテナが立っています。最後の急坂をハッハッと息を吐きながら登ります。シッティングだけでなく、滅多にしないダンシングをかけてなんとか身体を励まして登りつめます。


六甲山最高峰

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六甲山最高峰です。
諏訪山の入り口から、2時間半弱、一度も休まず、足をつかずにこぎ続けてなんとか到着です。
三角点には自転車の先客が。MTBというかクロスバイク風。あいさつをかわします。
「どこから登ってきたんですか?」「三宮からです」「それは厳しいですね」
草むらに倒れこんで仰向けに寝ます。激しい息が徐々に収まっていきいます。
先客のお兄さんは「それじゃお先に」と下っていきました。
寝転がったまま10分ほど休憩をとります。家族連れハイキングの人々がやってきたので、一軒茶屋まで下りることにします。
六甲から見下ろす大阪の街の上には、厚い雲がかかっています。
トイレに行き、ジュースを3本ほど買って飲み干します。立ったままさらに15分ほど休憩をとってから、宝塚・西宮方面の下り坂を一気に下りていきました。


自転車通勤は・・・

西宮市街を抜けて武庫川まで戻ると、もう5時近い夕方でした。身体がとても疲れています。ああ、ぼくにはとても自転車通勤なんてできないんだ、と思いました。


今日のルート

ハンディGPS「etrex VISTA 日本語版」のトラックデータ(trk0914.trk trk20914.zip 17,893bytes)をカシミール3Dで表示し、注記したものです。
まあ、イラストマップのようなものなので、正確な道や細部は、別途正確な地図をご参照ください。
距離は61.2km、移動平均速度は14.2km/h、移動時間4h17m、停止時間50m、最高速度50.0km/h、全体平均速度11.9km/hでした。
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文市(あやち)=青野宣昭