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SL-C3000 リンクメモ EBt

C3000写真


ぼくがC3000で主に使用しているソフトEBtの紹介ページです。このページの内容はEBt 0.0.9-1を元にしています。このページ原稿はEBtで書いて、紹介するような方法で結合して作成しました。

EBtは現在進行形で進化中です。詳しくは無茶な実験室EBt のページや、無茶な実験室ココログ出張版をご覧下さい。

Oh! PDA web log私のEBt利用法という記事が掲載されました。TO-BさんのEBt利用法が紹介されていて参考になります。(11/25/3004)



EBtとは

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リンクメモです。
B-TRONの実身-仮身モデルや京大カード、超整理法なども連想する部分があるものの、基本的にメモです。
今まで小箱のメモはpilot(Palm)のメモが主流で、これはカテゴリ分けと記入の始めやすさと単純さが特徴でした。これとちょっと違うものにアウトラインエディタがあります。階層構造テキストエディタです。これも一方の主流でしょう。
EBtはメモです。特徴はメモ間のリンクを張れることです。基本はとてもシンプルです。
データ構造は日付時間のファイル名のテキストファイルとリンクを保存したファイルを年月フォルダの下に蓄積していく、こちらは超整理法を思い出すシンプルなものです。

EBtの画面

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EBtの初期画面はシンプルです。左のペインに一見ツリーのような表示、右側はメモです。
CTRL-Mを押すことにより全画面メモにもなります。CTRL-Mでツリー表示との2ペイン構成にトグルします。
左側は一見ツリー構成に見えますけれど、これは現在のメモの部分のリンクだけを取り出して見ているだけです。張り巡らされたリンク網の一部をツリー状に表示しているだけなので、実際はツリーは左にも右にも永遠に伸びているし、ループも当然しています。このツリーはツリーでなく、リンク網をたどるための一形式です。

メモの作成

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まずはメモを新規に作ってみましょう。
CTRL-Nで現在のメモの下に新規メモが作られ、タイトルには日時が入れられて編集できる状態になります。タイトルはそのままにしてメモ本文を書いても良いし、タイトルを変更してから本文を書いても良いです。
メモは明示的に保存ボタンを押しても保存できますけれど、通常は保存ボタンを押す必要はなく。他のメモや、ホームメモ、ルートメモに移動すれば自動的に保存されます。

リンクのはりかた

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新規メモを作ると、それまでのカレントメモとの間に自動的にリンクが張られます。
さらに「最近のメモ」というメモにも自動リンクが張られます。ただし、「最近のメモ」は新しいメモが30を超えると古い方から自動的にリンクを切られてしまいます。
ツリーのペインで見ると、親のメモと最近のメモが新規メモの下にリンクされているように見えますけれど、EBtのリンクに上下関係はなく、あくまでそのメモとリンクでつながっているメモが右側に一覧で出てきているだけです。ツリーをたどればリンク先をどこまでもたどれますけれど、網なので上下関係はありません。

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リンクは後から好きなだけ追加していくことができます。
ヒエラルキーを常識とする固定観念があると、最初ここは分かりにくいですけれど、ツリーの形はしていてもあくまでリンク網の中でリンク先一覧をたどるための表示方法です。リンク先やジャンプ先の選択画面の方がツリーに惑わされないかもしれません。


テキストファイル読み込み

EBtはテキストファイルの読み込みに対応しています。
もちろんコピーアンドペーストも可能ですけれど、日本語テキストファイルを読んで新規メモとすることができます。日本語の各種文字コード対応です。「オプション」メニューの「入出力文字コー選択」で設定できます。

階層つきテキストファイル書きだし

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EBtはWZアウトラインテキストファイルでも採用されている階層付テキスト形式での書き出しが可能です。
カレントメモとそのリンク先を2階層までまとめて一つのテキストファイルに書き出せます。


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このファイル形式は、TTextReaderでも対応した形式ですから、書き出した階層付テキストファイルをTTextReaderで閲覧できます。アウトラインエディタのようなツリー表示が可能です。また、TTextReaderからZEditorを呼び出して編集も可能です。
この連携はかなり強力で、思いついたことをEBtでどんどんメモし、リンクしたり、検索したりして、一通りリンクしたメモを元に階層付テキスト形式で書き出せばアイデアメモからアウトライン表示、さらに仕上げの修正をして原稿ができあがる、という感じに使えます。これに慣れると他の小箱が使えなくなるほど強力です。

検索機能

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EBtには検索機能があります。
タイトルのみと、本文も含めた検索ができます。検索結果は昇順降順で並び替え指定して表示できます。
一つ特徴があります。それは検索結果自身もメモのひとつとして記録されることです。つまり、EBtの検索機能は、キーワードで自動リンクを張って新規メモを作る機能として捉えることができます。
検索結果も単にメモの一つとして、修正可能です。
検索機能を使えば、手動でリンクを張る手間を軽減できます。また、EBtをTODOや予定、電話帳のような使い方も可能です。電話番号は「TEL」、予定は「予定」のように自分でキーワードを決めておいて、なんでもEBtでメモしておき、後で検索機能を使って予定一覧や連絡先一覧をリンクしたメモを自動生成できるわけです。
EBtは1段または2段のリンクまでは、リンク先も含めて結合して、一つのテキストファイルに書き出す機能を持っています。
なんでもかんでもEBtで書き込んでおき、自在にリンクを張って活用できる、そしてそれはメモとリンクだけのシンプルな構造で実現できる。これがEBtの大きな特長です。

EBtデータの保存形式

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EBt 0.0.9-1はどのような形でデータを保存しているのでしょうか。
B-TRONの実身-仮身にも似た、ネットワークリンクメモであるEBtですけれど、そのデータ保存形式は極めてシンプルです。
年ディレクトリ-月ディレクトリ-日時名テキストファイル
これだけです。いわば超整理法的に、時系列でただ溜め込んでいっているだけなのです。 リンクは日時名テキストファイルの同名で拡張子をindexにしたファイルに書き込まれています。驚くほどシンプルなデータ形式です。
実際、FileLaunchでCTRL-Pでプレビューモードで見ていくと時系列にメモを眺められます。
データの保存先は、C3000では/hdd3の直下にebtディレクトリが作られます。この下に年月ディレクトリが作られ、個々のメモが収められます。

バックアップ

EBtはデータのバックアップ機能があります。
ebtディレクトリを丸ごとtarボールにしてくれます。保存先はC3000の/hdd3内、CF、SDを選択できます。
もちろんリストアも可能です。

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文市(あやち)=青野宣昭