文市の小箱茶室ケーキ小箱-C3000-[復旧]\ LX紅茶読書自転車好み他伝言板blog

SL-C3000 内蔵CFリカバリ

C3000写真


HDD1 Error!!からの復旧

C3000写真
CF二段スロットにしたので、気軽に差し替えて使えるようになるはずです。まずは、ハードディスクを抜いて適当なCFを突っ込んで使えるようにしてみます。シリコンディスク化してなんちゃってC1000というところでしょうか。
4GBのCFを持っていないので、hdd3のサイズを小さくするのはもちろん、hdd1やhdd2も縮めてしまうことにします。hdd1は64MBくらい、hdd2はぼくの場合128MBもあれば十分でしょう。安価な256MBのCFがあればC3000をシリコンディスク化できます。
今回は2GBの大容量CFを使いました。ぼくは大容量はすばらしいと思う派です。hdd2も念のため250MBくらい取っておくことにします。
まずはザウルスサポートステーションからSL-C3000の本体ソフトウェアROMアップデートのcard_update_3000111.exeをダウンロードしてきます。
まずは手順通りにアップデートを試してみます。これだけで済むかな?ありゃ、HDD1 Errorで起動しない。
そりゃそうか、パーティションは自分で切らなきゃね。


メンテナンスカーネル

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[D]キーと[B]キーを押しながら電池蓋の中の小さな黒い長四角のリセットボタンを電池蓋の爪で押してリセット。電池蓋を閉めてロックし電源を入れるとメンテナンスカーネルで起動します。アップデータで区画を勝手に切ってくれるわけではなさそうなので自分で切ります。どっちにしてもサイズを変えないといけないんだし。
 root
で入って、dmesg見てみます。CFは一枚差しなので/dev/hdaで認識されています。確か二枚差ししたま再起動すると/dev/hdaと/dev/hdcがひっくり返ったような記憶があるので確認しておきます。


パーティショニング

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さて、区画を切ります。この作業は手馴れた他のマシンがあればそちらでやった方が楽かもしれません。
メンテナンスカーネルで作業するにしても、メンテナンスモードのfdiskは変なので使い慣れたバージョンのfdiskをSDに入れておくのも良いでしょう。ぼくは準備が面倒なので以前に換装したときの手順を見直してメンテナンスカーネルでそのままfdiskしてしまいます。確か区画を切る順番を3→2→1でやれば別に問題なくできたはずです。

# fdisk -l /dev/hda


Disk /dev/hda: 2048 MB, 2048901120 bytes
16 heads, 63 sectors/track, 3970 cylinders
Units = cylinders of 1008 * 512 = 516096 bytes

   Device Boot    Start       End    Blocks   Id  System
/dev/hda1             1      3970   2000848+  83  Linux
/dev/hda2             1         1         0    0  Empty
Partition 2 does not end on cylinder boundary.



C3000写真
で既存のパーティションが一つあるのを確認します。これを削除するところからだな。
# fdisk /dev/hda

m	(メニュー表示)
p	(現状表示)

d	(既存パーティション削除)
1	(1番目のパーティション)
p	(現状表示、パーティションが全部消えたのを確認)

n	(新規パーティション作成)
p	(プライマリパーティション)
3	(3番目のプライマリパーティション)
641 	(First Cylinder)
3970	(End Cylinder)

n	(新規パーティション作成)
p	(プライマリパーティション)
2	(2番目のプライマリパーティション)
129	(First Cylinder)
640	(End Cylinder)

n	(新規パーティション作成)
p	(プライマリパーティション)
1	(First Cylinder)
128	(End Cylinder)

p	(現状表示、見て確認)
w	(書き込み)


アップデート

C3000写真 さて、SDにアップデータ用ファイルを入れておき、リセット後[ON]キーを押しながら電源ONでメニュー表示、アップデートを実行します。



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C3000写真



C3000写真
これでhdd1が/dev/hda1に書き込まれたはずです。


完全消去(フォーマット)

C3000写真 リセット後[ON]キーを押しながら電源ONでメニュー表示、完全消去(フォーマット)を実行します。



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無事初期状態「画面にタッチしてください」でZaurusが起動しました。



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「バックアップ/リストア」で以前のバックアップデータをSDからリストアすれば環境が丸々復旧します。


完成

C3000写真 インストールしたプログラムや設定もしっかり復活しています。あとは、hdd3にデータを放り込めば完全復旧です。


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文市(あやち)=青野宣昭